情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

石油枯渇について考えましょう!~みどりのテーブルがブログで討論中

2006-09-27 22:24:21 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
アメリカは終末思想を背景にオイル枯渇に目を塞いでいると言われています。ほかの国がしっかりと脱オイル社会をつくることで,アメリカの終末思想を打破することができ,より安全な社会をつくることができるのではないでしょうか?そういう意味で,日本政府が脱オイルに不熱心なのは理解できない。安全保障,安全保障というなら,エネルギー資源の奪い合いのない社会を目指すことが最も優先されるべき課題だと思う。

いまや,世界は「ん」の字の時代,ピークオイル時代に入ったと言われています。モアイで有名なイースター島は,エネルギー資源である木材を切り尽くしたところで,急激な破綻を迎えたと言われています(ここ参照)。

図は,上記ブログよりの転載です。

私たちは,終末思想にとらわれた米国とともに「自殺」してよいのでしょうか?

まずは,「ん」をタイトルとしたブログ(←クリック)を覗いてみませんか?






※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE,分野別で読むにはCATEGORYからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで


市民に分からないようにコピーワンスの意見書募集~総務省,テレビ局の意見を採用か?!

2006-09-27 06:39:14 | メディア(知るための手段のあり方)
地上デジタル放送化に伴い,コピーが劣化しないため,コピーワンス機能(コピーは1つしか存在させない機能。移動はできてもコピーはできない)をつけたDVDレコーダーが販売されていますが,このコピーワンスというシステムは日本だけなのをご存じでしょうか?著作権保護だとか言われると納得してしまいそうですが,無料テレビ放送をダビングして楽しめないというのも不思議なもの。このコピーワンスに批判が集まっていることを受け,「地上デジタル放送の利活用の在り方と普及に向けて行政の果たすべき役割」〈情報通信審議会 平成16年諮問第8号 第3次中間答申〉(←クリック)の中で,コピーワンスの見直しが行われた。審議会の意見は,次のようなものだ。

■■引用開始(46/86)■■
① 現在、デジタル放送の全ての放送番組は、「コピーワンジェネレーション」の取り扱いとなっているが、これらを「EPN」(ヤメ蚊:コピーはできるがインターネットなどには流せない機能)の取り扱いとしていく方向で検討し、本年12月までの可能な限り早期に、その検討状況を公表すること。

② デジタルチューナー内蔵の録画機器等の利用者から、(ア)「コピーワンジェネレーション」の下では、視聴者が「ムーブ」(ヤメ蚊:移動)を行う際、オリジナルのバックアップを保持しておくことが困難となっていること、(イ)「ムーブ」が失敗すると、オリジナルの放送番組、DVDに途中まで記録された放送番組の双方が使用不能となること、等の指摘があることを踏まえ、これらの指摘に応えるための受信機側の具体的な対応のあり方を検討し、本年12月までの可能な限り早期に、その検討状況を報告すること。

③ 公表の具体的な方法は、放送事業者、受信機メーカー等による公開、当審議会等に対する説明と、その内容に対する意見募集の形で行うことを想定する。当審議会における意見や、意見募集に寄せられた意見の内容によっては、必要に応じて、著作権管理団体、消費者団体等関係者の参加を得て、下記オ及びカの内容に沿って、所要の対応についての検討を行うこととする。
■■引用終了■■

この考え方自体はよい方向へ向かっているとは思う。

問題は,この第3次中間答申に対する意見募集を,総務省がこそっとしたこと。こそっとしたことというのは,この意見募集をしていることをHP上ではっきりと示さず,トップページ→公表資料の項目のうちの報道資料→8月2日付資料(←クリック)とたぐらないといきつかないことだ。通常であれば,トップページに意見募集中であることが掲載されるはずだが,今回はパブコメではないということから表示がなかったらしいのだ…。

ほとんどの家庭に影響のある問題をこそっと意見募集した理由は何か?うがって考えれば,業界側からの意見が多いことを受けて,「国民に意見を聴いたが,コピーワンスでいいという意見が多かった」…と方向転換しようとしているのではないか?

すでに9月15日に意見募集は打ち切っているが,パブコメでないなら,いまからでも事実上,総務省に意見をいうことは可能なはずだ。コピーワンスに反対の人は意見を送ってはいかがでしょうか?

狙いはさておき,意見書を募集するなら,公明正大に行って欲しいもんだ。放送を管轄している総務省が情報流通促進とはまるで反対の方向を向いていることは,腹立たしさを超え,あきれかえるというほかない。



【追記】民放連会長は,コピーワンスについて,次のように述べている(ここ←クリック)。

「コピーワンス」の運用は一番良い方法であるとの考えで踏み切ったものである。家庭内で録画機を操作する際に録画した番組が失われてしまうような事例があり、放送事業者に批判が向けられているが、機器の改善で解決できる問題なのではないか。番組に関わる権利者の皆さんも含め広く議論が進められており、妥当なところに落ち着くのではないかと思う。

こういうせりふと

記者:新政権の誕生について。
広瀬会長:放送が政治を劇場化しているとの意見があるが、現政権は大変劇的な政治を行い、国民の政治への関心を高めた。放送事業者としては、今後とも政治に対する「不偏不党」「中立公正な立場」を守りながら報道して行くつもりだ

こういうせりふが並んでいるのをみると,本当に腹立たしい。何が不偏不党だ。与党にこびまくりじゃぁないか!



※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE,分野別で読むにはCATEGORYからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで