昨日の続きです。
作り帯の基本的な縫い方は、要するに「帯の縫い方」ですが、
例えば普通の帯を、便利なように二部式につくるなら、やはり帯つくりの基本にのっとって…ですが、
古い帯を壊してパッチワークしたり、和装用以外の素材で作ったりの場合は、
手芸をする感覚で、ミシンで縫ってもいいし、接着芯を使うなどでも、いいと思います。
もちろん、どれでもなんでもいい…ではなく、それ相応に、臨機応変に…ということです。
「ぶっちゃけた話」…でいうと「締めたとき、普通の帯を、普通に結んでいるように見えればいい」、です。
こちらは1冊目に載っていたもの。左は同じ生地での「羽織下」もついています。
右側は、お太鼓に帯が直接ついているタイプの作り方。
左の作り方は、お太鼓にも紐が付いています。動く心配がなく、しっかり止まりますが、
帯枕の紐もあると、胸に2本は、きついかな…です。
こちらは2冊目のもの。これはお太鼓は「て」つき、お太鼓と胴は別々…の作り方。
着尺地を5メートルで…とあります。
こちらは「ふろしき1枚」から。風呂敷は72×73センチのもの。
本の内側は浮き上がって、スキャンするとボケるので、必要かな…のところは書き込みました。
左上のところの拡大
「風呂敷の方」は、トップ写真の帯です。風呂敷には見えませんね。私も化繊の風呂敷で作ろうと思っていて、
ぜーんぜん実行できていません。私のは「ちりめんのようなしぼ」がありますが、木綿の風呂敷でも、
柄がいいものがあればいい帯になりますね。出来上がりの写真はこちら。
右が着尺地5メートルで…のほうですが、これは半幅を作り、更にお太鼓だけ作っているのだそうで、
普段は半幅、ちょっとお出かけには、半幅を貝の口に結んだ上から、お太鼓を背負う…とあります。なるほどね。
礼装や、パーティー用など、いい着物の帯は、ちゃんと結んで…と思いますが、
普段のおでかけやおうち着物なら、二部式は便利です。
慣れてしまえば、どの二部式でも、普通に結ぶよりずっと楽ですが、
ちょっとしたコツ…結び帯の紐は必ず下で結ぶ…これはまぁみなさんご存知と思います。
それと、二部式の欠点は、帯本体とお太鼓がつながっていないことが多いので、
お太鼓だけ横にずれたりして…それが体の方に響いてこないので、
ズレてもわかりづらいんですよね。時々気にしてください。
それと、本来お太鼓の下にあるはずの、結んだり捻じったりの出っ張りがないので、
お太鼓をしょっても、帯枕が不安定な気がする…或いは帯枕が落ちそうな気がする…。
実際お太鼓が下がることがあります。
このときこそ「ひこうき」をお使いくださいまし。こちらがひこうきの使い方。
帯を胴に巻いた時点で使えばいいわけです。
作り帯の場合は、胴に巻いた分が緩むことはあまりありませんから、
帯枕をのせるだけのこちらの止め具でも十分です。これを使うと、しっかり感があります。
これは調べるともっとお安いものもありますので…。
着付小物 帯止め 止め具 帯止具 NO 62 止金 まどか あづま姿 sin2855-wk | |
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今日もまた、時間がなくなりました。
掲載した「作り方」、あまり大きな写真にすると、ブログ内で広がるので、
小さくて字が見えません。うまく分割して載せようかな…なんて思っています。
質問ありましたら、書いてください。
とりあえず…あぁおふろそーじ、こんな時間になるまで忘れほーけていたのですー。
ではちょっくらやってきますです。
お役にたちましたか、なによりです。
私は15の時から「ひこうき」なので、
実は結んで締めるのはドヘタなんですよー。
そんなもんんですわ。
なんで思いつかなかったんだろうと云う驚きでいっぱいです。
早速押入れを掘り起こして使えそうな風呂敷がないか物色してみることにします。
そうなんですよ、ふろしきも「なんでもあり」の柄ですから
けっこう楽しいですよ。
結婚式用の紫で「寿」って入ってる昔の…
いや、あれはやめましょー。