まぁこれといっての写真がありませんで、なんと「おぱんつ」でございますこと、お詫びします。
せめてハンカチのせてボカしました…。
大丈夫「未使用」です。(何が大丈夫なのやら)これはだいぶ前に「着物用に」と2枚買ったうちの1枚。
当然ビキニです。ちょっと部分ではっきりうつしますと、このハイレグ具合と(左)、
ショーツラインがぜったい表に響かないであろうという縁のペタンコさ(右)が気に入って購入したものです。
最近の和装小物には、伸縮する素材がいろいろ使われています。
便利なものもあれば、使い方間違えると…もあります。
伸縮するということは「ゴム」が使われている場合が多い、ということです。
ではゴムってなんだ?…いや私にも詳しいことはわかりません。
ごくごく大雑把な歴史だと…はい、お得意のちょこっとなでる程度の豆知識、です。
現在のゴムは、当然科学的に合成できますから「天然ゴム」と「合成ゴム」があります。
ゴムは植物の樹液ですが、種類は大変多く、よくお店やリビングなどに置く「ゴムの木」は観賞用ですから、
「質のいいゴム」はとれません。
植物ですから「それが育つ環境であること」が条件、つまり暑い地方…ということで、
「ゴム」を初めて見たヨーロッパ人は、長い旅をした、かのコロンブスと言われています。
現地の子供たちが、樹液を固めたボールを投げたり弾ませて遊んでいるのを見て、びっくらこいた…。
で、このゴムは、西洋に持ち帰られるわけですが、需要が広がってくると、
イギリスは植民地であるインドなど暑いところで、栽培を始めたわけです。
何に必要になったか…車です。自転車も車も、最初は金属や木製のタイヤでした。
それがゴムを使うことで、ロード・ホールディングも乗り心地も格段に良くなったわけです。
そして日本に最初にゴムの現物を持ってきたのは、かのペリーさん。
将軍への献上品の中に「有線通信機」があり、その電線が生ゴムの被覆であったそうな。
まぁそんなものあったって、エレキテルありませんから…「ただの箱」だったことでしょうが。
結局、明治維新で、海外交易を盛んにするようになって、ようやく日本にも「ゴム」が入ってきたわけです。
そんな状況ですから、明治維新のその日から、パンツのゴムができたわけじゃない…。
洋装ではわかりませんが、和装に関していえば、伸縮素材が使われたのはずっと後年です。
今、和装で伸縮素材を使う…というと、まず補正具、和小物、これはもう「腰ひも、伊達締め、足袋」
そして便利グッズの「コーリンベルト」…なんでもあり、の様相ですね。
私は唯一コーリンだけ。正装の時はちと気にして和装ブラをつけようと思いますが、
とにかく私は「締まるのが大嫌い」…個人的な好き嫌いですみません。
なんで締まるのが嫌か…単純に「苦しい気がする」ですね。だって脱いだ時のあの解放感…。
和装は、伸縮する素材がない時代を、長く生きてきました。
なくて当たり前だったわけです。だから本来は、今でも伸びる素材がなくても着られるものです。
伸びる素材を使うのは、あくまで「便利だから」ですね。
私はこの「便利」と「伸びない」を天秤にかけて「便利」を捨てました。
つまり「伸びないものは縮まない」ので「苦しくない」を取ったわけです。
伸縮するということは…締まる、ということです。
例えば「包帯」、今伸縮性のあるものがほとんどですが、昔の包帯は、ただの細いガーゼやさらし。
伸縮しませんから、ケガしたところに巻くと、最後のところを真ん中から何十センチか切り込んで、
その片方を反対側からまわして、結んで止めました。わからない方もあるかもですねぇ。
ちょっとランクが上の止め方は「包帯止め」という金具で止めてました。 牙みたいな爪のある小さい金具。
いつの間にか「伸縮包帯」が出てきて、巻き方によって適度に締り、
オシマイのところも、どこかに挟めばOK、便利になりました。
が、以前手をケガしたとき、部分麻酔をかけて処置してもらったのですが、
処置後も麻酔が切れず、手首あたりから先の感覚がなくなりました。
看護師さんが包帯を巻きながら「きつくない?」ときくのですが、感覚ないので何も感じず、
「大丈夫」と答えました。ところが、家に帰るころになったら、指先が紫色になってるし…
こりゃきついんだわ、と少しゆるく巻きなおしましたが、それでも感覚がないので、よくわかりません。
指の色は直りましたが、麻酔が切れ始めたら、ケガしたところからなにから、ジンジンと痛いこと痛いこと…。
主人が「包帯がきつすぎるんだよ」と、全部ほどいて巻きなおしてくれたら、痛みが止まりました。
これが「伸びたら縮んで元に戻ろうとするから締まる」ということです。ごくごく当たり前のことですが。
伸縮しない昔の包帯でも、きつくまけば痛かったでしょうが、程度よく締めたら、
それ以上には「締まってこない」ということです。
腰ひもがこれです。自分で締めた以上には締まらないわけです。
私はじわじわと締め付けられるのがきらいなので、それでゴム素材のものはほとんど使わないわけで、
一応面倒がないので「和装ブラ」も持っていますが、使いたくありません。
少しくらい締まっても大丈夫、逆にしっかり「締り感」がないと不安…という方もいらっしゃると思います。
それなら、伸縮素材は向いています。自分がそれを使って「安定感」が得られるなら、問題ありません。
ただ、その加減、がわからないと、ついつい締めすぎて、時間が経ってキツイ、苦しいになったり、
ゆるすぎて役に立たなかったりします。
私は、着物着始めの十代の後半、家でウール着物に、マジックテープのついた伸縮ベルトを
腰ひもに使ったことがあります。結ばなくていいし便利じゃーん…と思ったのですが、
コタツから立ち上がるとき、前裾を踏むというドジをやりました。
腰ひもなら紐は動きませんから、前裾がズリッと下がるくらいですが、
ゴムだったのでびょぉんとベルトごと伸びて、着物前側グサグサになりました。
せっかくの道具です。何度も試して「これくらい」をしっかり体で覚えて使うことです。
締め付け嫌いな私が、唯一使っているゴム入り「コーリン結び」です。
これは一部分だけゴムが入っていますので、衿の両側に一つずつ別々につけて、
腰ひもと同じように、後ろで交差させて前で結びます。
「コーリン結び」は衿元の広がりを押さえる効果があると同時に
「着物の上から伊達締めをしなくても大丈夫」という利点があります。
いえ、ちゃんと伊達締めも締めますよ、でも、私はその上から帯をきちんと締めたら、
場合によって伊達締めを抜いてしまいます。
年々体に締りがなくなり、だからこそ締めねばならぬ…のを嫌い…とめどなく「とど」に近づく私。
ゴムゆるゆるのショーツが好きだーっというのは、心の中でしか叫べない…。
私も呉服屋さんに教えてもらったんです。
これの方が、紐感覚で使えるし、
ゴムの伸ばしぐあいとか考えなくていいのでラクです。
元々若いころから締め付けが嫌いでしたが、
ますますひどくなりました。
たまにぴたっとしたパンツで出ますが、
きちんと感があっていいなと思いつつ、
帰ってくると思いっきり「脱ぎ捨てます」…。
コーリン結びは知りませんでした
。ベルトは使っていますが、こちらのほうが使い勝手がよさそうですね。
使ってみようと思います。
私もだんだん締め付けるのはいやになってきたのかもしれません。
ストッキングやタイツはストレッチがきいている方が好きですが。
イヤリングの締まりすぎは、ほんっっとに痛いですね。
私もピアスはいやなので、していませんが、
イヤリングはほとんどネジ式。
バネ式のもののために「痛くないパッド」というのを
買いましたよ。
和装の小物って、ほんとに「自分の使い勝手」ですね。
そのためにも「何度も着て確かめて」と思います。
伸びる→縮む→締まる…なのですよね。
適度な締りは必要ですが、いまや「しまらなくていいから」みたいな、
歳のせいですかねぇ。
お役にたててなによりです。
普通のコーリンベルト、使ってないのもあるのですが、
用がなくなってしまいました。
昔は、包帯も洗い直して何度も使ってましたね。
病院の裏の洗濯干し場では、包帯が干されてました。
日本人は器用で丁寧ですから、
包帯を巻くのもおてのものだったのでしょうね。
若いころは「オシャレのためなら」があって、
パンストもタイツも履いてましたが、
今はもうとんでもないですね。
スキニーパンツくらいははきますが、
おっしゃるとおり「ピタッ」とすると、イコール「苦しい」…。
どうしてもそういう感覚です。
適度に(落ちない程度に)しまってくれれば…で、
新しいウエストゴムパンツなど買うと、
イスの背もたれなどに穿かせて、伸ばしてから穿いてます。
太ったせいかなぁと思っているのですが、
きついから緩める、もっとデブる…の
悪循環かしらと思っています。
締めるのは「家計」だけにしておきたいです。
ばね式イヤリングです。
だんだん締まって耳が痛いのに
ちょっと引っ張ると取れてしまったり(^^;)
(ピアスは?持ってません・・)
私が使っているのは
普通のコーリンベルトと博多織のだて締めです。
だて締めは帯を回すときに滑って便利なので使いますが、
はずすのが面倒なのでそのままです。
なんとなく伸びるのは楽というようなイメージでしたがそうは問屋がおろしませんね(笑)。
「コーリン結び」は以前、紹介されていた時にさっそく購入しました。これはいいですね~
「コーリンベルト」しか知らなかったのですが、色々なものがあるんだなあと改めて思いました。
とんぼさんは本当に良いものをご紹介くださるので、私の知恵袋ですー感謝!
(そういえば先日テレビで、第一次世界大戦の折りにフランス・パリの日赤病院で働いていた看護婦たちは、上手な包帯の巻き方で定評があったとありました)
私も伸縮素材は苦手です。パンツのゴムはゆるゆるです。(笑)
私は特に「靴下」が苦手なんです。履き口のゴムとか。昔ながらの伸びない足袋が好きです。
最近流行りのウルトラストレッチスキニーパンツとかもちょっと…パンストやタイツも毛穴がふさがれて呼吸困難になるみたいで。
伸縮素材はラクだというけれど、本当なんでしょうか?とんぼさんのおっしゃる通り、伸びるラクさより、伸びた後に戻る締め付けのほうが苦痛です。
なっています。
締めつけるものは一本でも減らしたい
ですね。