昨日もまた中途半端で…。
昨日、いろいろコメントいただきました。おんなじことで悩んでるー…だったりで、なんかほっとしたりして…。
昨日の「根津昌平」さんの本ですが、とにかく「しっかり補正をしなさい」とあります。
もちろん、ご職業からくる「キレイな着付け」を意識しておられるからでしょう。
私は昨日も書きましたが「きれい」というのは、自分ものさしでいいと思うのです。
錦絵から抜け出てきたような…は、古いですね。
「着物本」から抜け出てきたような、きちんときれいな着姿は、確かに美しいでしょうけれど、
だれもがモデルさんのように整った体でもなし、年とともに変化していく体では、
10年前と同じ着付けではうまくいかない…なんて、いろいろあるわけです。
「補正」というものについて世の中を見ると、昔は教室発明の帯結び道具なんてのがあったり、
いろいろ補正道具を並べたり、そうなると逆に「道具は使いません」なんてところが出てきたり…。
便利道具と補正具は違いますけれど、そういうものについて「使う派」「使わない派」なんて別も。
私は原則「使わない派」です。だからと言って、使っている人のことを「道具なんか使って」とは思いません。
「帯揚げ止め」は、最初から使っていますから、今でもかわりませんが、
コレがなければ結べないわけでもないし、使っていない人に「使わないなんて」とも思いません。
道具って、使って便利という感覚は人によって違いますし。
昨日も書きましたが、脇のお肉やらなんやらの余分、スッキリするには和装ブラも必要になってきた、
と思っていますが、だからと言って、これからは着物着るときはコレがいる…ではありません。
着る着物の素材や質でも違います。やたらモコっとした紬だったり、薄手のやわらかものだったり。
元々「キレイに着る」「好きなように着る」、そういうことは個人の好みです。
着物のことになると、なんかムキになる感じなんですが、例えば洋装だって、
ワイヤーのガッチリ入ったブラを使う人もいれば、できれば締め付けたくないと、
私のようにランニングシャツの上だけみたいな?なんていうんでしょ、
金具もとめないスポーツブラみたいなの、そういうのを使う人もいます。
また、日常生活で使い分けもしているでしょう。
昔、友人と旅行に行ったら、寝るときにブラとガードルをつけたまま…で、驚きました。
若いころから締め付けるものが好きではなかった私は、寝るときくらいとれば、といったのですが、
彼女は「つけてないと頼りない」…と、旅行中、体を解放するのはお風呂の中だけでした。
今でも彼女はそうなのかなぁ。
私は着物も同じで、筒型にするのに腰パッドとか、ナントカ補正帯とか、ほとんどつけずに着ました。
昨日書いた「胸のガーゼVパッド」は、ババくさく見えるのと同時に、
若いのにそこがへこむと「だらしなく見える」と母に言われたからです。
今となっては「ババ」の領域に入っていますから、多少へこんでいても、歳相応に見えるだけでしょう。
そうなると、私自身の「こだわり」ということになりますね。彼女のブラやガードルと同じなのかな?
でも、補正なんてそれでいいと思うのです。
ただ、大事なことは「それがなくては着物は着られないものだ」とか、
「それを使って着ないときれいに見えない」とか、そういうところで固まらないことだと思うのです。
私だって、礼装の時は、いつもより念入りに胸パッドを整えたりします。
着物を着ることは、特別なことではない…のなら、その下だって、特別なものではないと思います。
今日はちょっと気合を入れてとか、いつもどおりゆったりと、で、補正や便利道具を使い分ければいいし。
私のようにあっという間に、ガリガリからデブデブに変わらなくても、年とともに、体型は崩れていきます。
徐々に「補正不要ボディ」に近づいていく…それは同時に、衿元つめなくていいし、帯も下目でいい、と、
楽なほうに向いていきます。若い方は、若いというだけで、オバサンとは体型も、ひとさまに見せたい心も、
違うはずです。ちっと苦しくても面倒でも、補正具を使うのもいいと思いますが、
それは「ひとつの方法である」ということを、忘れないでほしいと思うのです。
自分にとっての「キレイ」と「みっともなくない」は、なんなのか…。
洋服だと、自分のことも人のことも柔軟に考えているのに、着物になると、とたんにガチガチになって、
「使うなんて」「使わないなんて」とつい思ってしまう。
昔は、近所のばーちゃんが夏になると浴衣で出てくる…のはいいんだけれど、
胸グサグサで、ブラなんかもちろんしていないから、スルメみたいになったモノが丸見えだったりする…。
お嫁さんが「おかあさん、見せても誰も喜ばんよ」とかナントカ言いながら、衿を掻き合せてやると、
「あれ、見えてたかね」なんてけろっとしてる…そんな時代は、実はほんの少し前のことだったのです。
私もさすがに、まだスルメまでいってませんし、見えててもいいやとは思いませんが、
少々崩れたところをちょいちょいと直しながら、みっともなくないように「とんぼライン」を決めて、
着ていけばいいかなと思っています。
若い頃はそれでも「オシャレは我慢」のところもありましたが、今やオシャレのために苦しい思いはできません(^^; でも、だらしなく見えたりババくさくなるのは嫌なので、そこのところが難しいです。あ、それは洋服でも同じですが…パンプスより草履、ワイヤー入りブラジャーやガードルよりきもの、ストッキングより足袋のほうが、なんぼか楽です!
帰宅し、洗える着物に半幅帯に着替えたら、心からほっとしました。
階段、エスカレーター、電車の乗り降り、着崩れどころか、つまずかないよう、振りを引っかけないよう、緊張状態。
こういうのは、洋服でも、パンプス、長いスカーフ、コサージュ、長いネックレスやペンダントを身に付けたら同様なのですけど。
外出慣れしないとダメだと、しみじみと感じました。
着崩れは、気になるほどにはなくて。家事の方が崩れます。
帰宅して着替えてほっとするっていいものですわ~~~。
私の好きな姿を、探して精進するしかない、それが楽しみでもあります。
礼装以外は伊達締めも省く事があります。
ひどく着崩れない程度にゆったり着たい
ですね。
「補正はきちんと」ですが、勝手に「礼装といい着物でお出掛けの時にはね~」と、紬でお出掛けくらいだと省略してます。
いろいろ、衣装のこととかでもおもしろいお話がありますね。
「帯揚げ留め」、祖父の葬儀の時に着付師の方が金属製のを使ってくれたのですが、かなり痛かったです。
でも最近、二部式の付け帯で金具なしだとお太鼓が落ちてきたりするので、台になってよさそうだなあと思っています。
普段の名古屋でも帯止め金具よりしっかり止まりそうですし。
トンボさんが使っておられるということは、使い方によっては痛くないということですね。
さっそく購入してきました。
届くのが楽しみです。
今日は以前も紹介しておられた「帯揚げ止め」のお話を読み返して便利そうだなあと。。。
実は昔、母だったか叔母だったかが着物はもう着ないからといろいろ送ってくれた中に入っていて、これは何だろうと思っていたんです。
まだあったかなあーー探してみることにします~
そうなんですね。周囲を見渡しても、着物が見えない…。
比較検討もできないし、参考資料も限られるし、
とても残念な状況です。
私も元々締め付けがきらいなので、いいわいいわで、
放置してきたら、今の体型に??
まあ自分の状況に合わせて、気楽に着たいと思いますし、
それでもいいのが着物だと思います。
ほんっと靴は痛いし、パンストはうっとおしいし…です。
勤めに出ているときもそうでしたけれど、ナニを着ていても、
家に戻ってぱっと脱ぐあの解放感。
同じなんですよね。外にいるときは、たとえ近所のお買い物でも、
ある種の緊張感は持つものです。
家の中と外、それの着分けも、自分流でムリしないことなんですよね。
私も帯締めてから伊達締め抜いたりもしますね。
直しなおし着ていればいいじゃん、と思います。
しっかり腰紐だけシメておけば、そんなにひどくは
なりませんものね。
最近、パンストがはけません。ちょっと外出…のときも、
結局「パンツだし」とおばさんソックスです。
締め付けるのって、体によくない…と信じてまーす。
お名前がなかったので、このまま失礼します。
本に書いてあることは、その人の意見、考え、ですから、
それをマネする部分や、選択しない部分も、
あって当然だと思うのですが、
資料が少ないから「こうするんだ」に、なってしまいがちですね。
帯揚げ止めは、長年使っていますが痛い思いをしたことはありません。
やせて骨ばっかりだったときも。
金属製の…ということですが、むき出しだったのですか?
二部式の帯を作られる方は、けっこうお使いになっていますね。
モノは使いよう、です。
一度、いろいろお試しになってみてください。
コーリン結び、お買いになられたのですね。
なかなかですよ。
帯揚げ止めは、使い慣れると、とめたら両手離しても、
帯が落ちたり緩んだりしませんから、便利なんですよ。
私の中では「チョー手抜き道具№1」です。