静かな生活  微睡の 私記

 
さりげなく 簡素に生きたい。傍らに コーヒーがあって
とっておきの本たちがあれば それだけでいい
 

エルモ250 活動の場を失って かれこれ**年

2014-11-04 13:15:45 | 昭和レトロ



   







かれこれ 30数年前に 多摩動物園で 求めた、きりんさんの 縫いぐるみ。

そろそろ 寒くなったので、ショールを巻いてもらいました。

形あるものは、大事にすれば、 こうして いつまでも 居つづける。

大事にするということは、愛着の続く限り ということか。

かつて 慣れ親しんだ エルモ250 発声映写機 とともに、

いづれ、主の去るころ、 固形の物体も もう存在価値は なくなるでしょう。


哀しい というほどでもない。今、こうしている この時を


大切に 生き続けよう 。そんな気分の、 今の行動を なつかしい習慣 に


数えましょう。 いつもの カスピ海ヨーグルトを

おいしいと思える、朝ごはん でした。

東京都猟友会のバッジを集めたら

2010-04-21 19:09:01 | 昭和レトロ

   バッジを集めたら まさしく昭和レトロ

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    父さんはホントに道楽者だったようだ。猟銃を持って雉を追って

 利根川辺りや、千葉、東京郊外の沼地やら河べりやら神奈川辺りを

ずいぶん歩いた様子。愛犬をお供に、さぞ若い月日を謳歌したのでしょう。

…バッジに見られる空気銃の文字や、鹿の顔を模った七宝焼きに29~

36などと焼きつけられた藍色のバッジ。 思うに35だとか31とは昭和

35年、31年…を表わしているのかな。ずいぶん古い記念の品です。

 平成22年の今、時たまこれらブローチを粋がって、お散歩用の帽子に

ちょいと飾ったりと、楽しんでいます。中でもわたしのお気に入りは、

真ん中のペンダントです。【井上流砲術膝台型乃図】と彫られた、

引き締まった長身の、鉄砲を構えた男子のペンダント。ちょんまげの、

鼻筋の通った、りりしい男性の左腕には 何とも粋なブレスレットが・・・

 これら古いものに愛着をしめすのは、やはり懐古趣味人間だから。

 古くなったこの住まいの、あちこちをかき回すと、けっこう古びた年代物が

出てきます。捨てられない、溜まる、部屋は片付かない。

 こうして終わりの日まで、わたしは狭い部屋で静かに暮らす運命か・・・

  


お花見はオリンパスペンFをお伴に

2010-03-28 14:12:34 | 昭和レトロ

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テレビの天気予報によると、日曜日は天気が崩れる・・・

土曜日の正午、あまりの好天気に誘われて、お花見を思い立ちました。

お供は1968年に購入した、オリンパスPEN F。つい数日前、偶然

押し入れから見つけ出した、80年代前半の、もう使っていないOM2。

ズームレンズだけを、過ぎし昔のようにPEN Fにアダプターで装着して、

1.13kgほど。持ち運びは重いレンズ部分を握って、と。 しめしめ。

行き先は上水辺りか、狭山湖か。先ず、五日市街道をR2ドライブです。

お馴染みの小金井桜を夢見ながら、ウキウキと喜平橋へ向けて上水べりを

およそ一時間。・・・桜はどこ・・・? この辺りはまだなのかな…それとも

ここ数日の雨と風で散り果てたの・・・? 喜平橋のもっと向こう、

茜橋まで行けば見つけられるか・・・? いいえ、

お花見時はこれからです。そう言いなだめて、近くのオリンピックで

ポピーひと鉢と、椿油を買いました。駐車場のはずれで、

遠くの田園風景を一葉パチーリ。カメラに触れるのが好きなだけ…

帰り道、府中街道の恋ヶ窪辺りで、見事な桜並木を通りました!

かれこれ4時間のドライブを終えて、帰宅。あれれ、我が町の周りの

桜は見事というか、八分咲きです。今年の花の色は心なしか薄い…

幸せは近くにありて・・・ 昭和レトロにうつつを抜かすのも歳のせいか・・・

 今朝、日曜日の空模様はうっすら曇り、5℃と、とても寒い。向こうの空を

野鳥が一羽、すーっと横切ったカーテン越し。ああ、自然は生きている・・・

わたしも生きている・・・授かった残りの命を、快適に、前向きに。

 気配。微かな、それは空気のような、鳥の静かなさえずりのような・・・

恙無く過ぎる命の時間・・・  サンドロ・ペンナの愛のような・・・

  今日一日、そんな恵まれた 静かな休日であってほしい、そう願いました。