静かな生活  微睡の 私記

 
さりげなく 簡素に生きたい。傍らに コーヒーがあって
とっておきの本たちがあれば それだけでいい
 

ささやかなサンクチュアリ

2009-06-21 12:24:25 | バードウォッチング



 小雨が降っています。 ベランダの棚に ゴールデンチェリーの 



黄粉さんと、 セキセイインコの雛子さんとアネモネ君の籠を 



並べて置いてあります。その上に野の雀のためのえさ場を置いてあります。



わたしの小さなサンクチュアリです。この二月ごろから、母親らしい雀と、



ふわふわの産毛? を残した お母さん鳥ほどの子雀がやってきます。



早く大きくなるのよ、と餌をねだる子雀に粟だまを食べさせていました。



 今日も雨の中、食事時に訪れます。まず、物干しざおにすっと飛び降ります。



その姿はすんなりと細く、かつてのふくら雀の面影は微塵もありません。



 子雀はすっかり一人前に育ったのか、一緒にがんばって餌をつついています。



    ”野雀に 干しざお盗られて 柵も竿も粉だらけ”・・・字余り



 カメラを向けると さっと逃げ立つところ、なかなかの逞しさです。



  どうしたのでしょう…先ほどの親子 はカメラ嫌いらしい。



 仕方がないので 黄粉さんのポートレートで我慢しましょう。



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ターザン森の方へ

2007-02-21 12:52:56 | バードウォッチング

 畑道を通って、いつもの散歩コースの深呼吸野原へ向かいます。

 この界隈の住人たちに、かれこれ三十有余年前から呼び慣わされている“ターザン森”。楢やら櫟など、武蔵野の落葉樹はすっかり葉を落としていて、晴れた日の空は筒抜けのまま私の真上に広がります。積もった枯れ葉と、清潔な空気の生み出す、森の薫りを胸いっぱい深呼吸します。私の宇宙、野原、空間です。冷たぁいそよ風に首筋をさらしながら、どこからか聞こえる野鳥の囀りを追いながら、林をゆっくり進むと、裸技にそーっと留まっているのは、枯れ葉のような、冬鳥たちです。こちらが停まると、安心してか、彼らは枯れ枝をあちこち動きます。よく見ると、ずいぶんいるのですね、何鳥かしら? スズメより小さな、尾羽は躰程の長さです。彼らのさえずりを真似て、つつつと小声で呼ぶと、少し近づいてきて、更に増えます。この時、彼らに近づいてはいけません。彼ら、よく見ています。こちらがそっと後ずさりすると、安心して、せっせと小枝をつついています。いつまでいても飽きない(バードウォッチング〉ミニ版です。

 去年の今ごろは、雪に埋もれて、真っ白の平野だったこのあたり、 いよいよ暖かくなり出すと、もう、雪は望めないかも知れない、と少しだけ寂しさを思いながら、残り少ない季節の恵みを享受しました。