静かな生活  微睡の 私記

 
さりげなく 簡素に生きたい。傍らに コーヒーがあって
とっておきの本たちがあれば それだけでいい
 

生き甲斐と気分転換 

2008-01-25 20:03:25 | 日常

 とても寒い一日も 部屋に引きこもったまま すでに夕方です。 これから暖かな湯船に浸かって リラックス・タイムの予定です。つい先ほど検索して得た知識は、暖かなお風呂効果によって副交感神経が活発化、免疫力のアップとも。持病の喘息の予防・・・・お風呂に浸かりながら深呼吸をくり返そう、そう考えているうちに、心ははや暖かな、ゆるやかな思いに満ちてくるから不思議です。 さいわい、風の強かった昨日、立川芋窪街道から小川町をすぎて府中街道を横切り、小平の喜平橋まで、予定の三十キロのドライビング。一昨日は 青梅街道を箱根ヶ崎、岩蔵温泉界隈まで・・・・一昨々日は 多摩大橋の新しいきれいな姿を眺めながら、嘗ての渋滞もなく八王子へ。 大和田界隈を後に 日野坂上あたりで少し道に迷い、ようやく本来の路に到達。迷子のドライブって、わくわくしてくる。右手に高幡不動へこちら の道路標識を羨望の目で追いながらいずれね、と日野橋へ。あの長く整然とした日野橋は何度わたっても すーっと心は洗われます。 こうして天気予報の雪、強風、寒気、などで出来なくなりそうなR2ライフを巧く先取り、堪能した週端でした。 この気分転換法は わたしにとって 生き甲斐を感じながら生き抜くコツ、と言えます。 ドライブは最高の気分転換です。それにしても、ミス・デイジー、幸せな老女です。あてどなくなる彼女を、暖かく見守る家族があって・・・・この世で独りぼっちは寂しすぎます。

 いいじゃありませんか、晴耕雨読、こうして外出しない日はブログ日和と名づけましょう。傍らに重ねた本は「どんぐり民話館、これからの出来事、夜明けあと」。星新一さんの掌編は大好きで、ずいぶん前に買い置いたまま、いつかきっと胸のうちを書いてみたい、こんな時が来るものと 静かに待っていました。ブログでなんてとは知らずにも。


この寒空でなにを思う? 

2008-01-01 00:03:55 | 日常

 アメリカのお友達から来た、早めの年賀状(クリスマスカードに、新年おめでとう、と記したグリーティング)をながめながら、ひとりではないことの豊かさに包まれて、年越しそばも、無事終え、あとはただ近在のお寺の鐘を待ちます。テレビの除夜の鐘は手っ取り早いけれど、あまりテレビを好まないわたしは、ガラス戸を少しだけ開いたまま、夜中の12時を待ちましょう。ただ今の外気温は5℃、室内は21℃。お風呂あがりの火照りを冷ますために外に出てみる。ここは東京多摩。濃紺の夜空には満天の星・・・・けれど不憫です、新潟やら、北海道、北の地方の人たちは大雪でとても困っています。それから、南の地方のわたしの郷を思います。羽田から飛行機に乗って・・・・、里帰りは難しそう・・・昨日の昼、運転中のフロントガラスに一瞬だけみぞれが降りました。今夜あたりの、多摩川の河川敷に留まる家なき人たちの凍える寒さを忍び、哀れに思い、ただ出来ることは、祈るのみ。風が吹きませんように・・・・温い場所が見つかりますように。

 今夜が過ぎると、あした。 目ざめるあさは一日の始まり。それは一年の初まり。日常、なのに不思議に新鮮な響き こうしてひとは 日常の果てに老い、永い休みにはいるのでしょう 。好きな詩は ロバート・フロストの森の詩です。 森は暗く深く優しくそして遠い。けれども私達は行かなくてはいけないのです。・・・・人生の森・・・・かつて昔々高校生のときの英語の教科書にあったその詩に、わけもなく心惹かれて、以来ずっと森が好きで、す。雪も、みぞれも、霜も、好きで、す。霰は別。