今朝の ピークフロー値は260弱。 この数値は今月に入ってからほぼ一定です。
わたしの年齢から押して、ぜんそく持ちの肺気腫持ちとして、少々低めだが、
一応日常生活に支障をきたさないだけのこの頃の体調です。
使用している薬はフルタイド200ディスカス.朝 と 夕 に吸引します。
主治医はとても寡黙で、温かく、必要なお薬だけを相談しながら処方してくださるし、
些細な質問にも小さくない声でわかりやすく説明してくださいます。
喘息の治療で中野、八王子をはじめ、あちこち随分遠くのお医者を訪ね、
いろいろな治療を受けた挙句、ようやくたどり着いたこの医院で、なんと肺気腫
と診断されたのでした。性にあっているらしく、以来かれこれ10年ほど通っています。
あれほど喘息の発作に悩まされ、入退院を繰り返してきたこの体に、今は
大きな発作はほとんど起きなく、自分に喘息の持病のあることさえ忘れているほど。
公園などで走ることもできるし、半日ほどなら町歩きも続けられるし、
何よりすいすい呼吸ができて、昔のことがウソのよう、悪夢のようです。
近所に同じ病の人がいて、酸素ボンベをしょって生活している姿を見るたび、
不憫でなりません。 生きていること生かされていることの不思議さを
しみじみ思いながら、いつもの森への散歩を続けます。
早春の森は美しい。すっかり木の葉の落ちた、骨ばかりの枝の先にまで
ふっくらと樹皮の内に小さな命がコロコロ包まれています。それだから
飛びかうどんな小さな野鳥でもすぐその居場所がわかって、かわいい限りです。
4、50分ほどの散歩なのに4,5種類の野鳥と逢えるのです。黙って飛ぶ鳥が
いて、ちゅいちゅいと声をたてて渡り歩く中型の野鳥に逢い、
今日の出会いはとても豊かかでした。
ひんやりと、少しだけ冷たさを身に受けながら、快適な朝の散歩です。
帰ってから、久しぶりに淹れたよサイフォンでカフェ。おお、あちっ。 こんな時
生きているってつくづく感じます。