静かな生活  微睡の 私記

 
さりげなく 簡素に生きたい。傍らに コーヒーがあって
とっておきの本たちがあれば それだけでいい
 

ヘミングウェイに再会した歓び!!!

2017-11-20 17:21:53 | 青空文庫



    石波杏訳による ヘミングウェイ作 ”老人と海”の青空文庫版を

    スマホアプリ朗読で 丁寧に聴いた。 わたしのとても若いころ、

     もう40余年ぶりの再会です。 


    老漁夫サンチャゴと、彼を師と仰ぎ信頼する少年の物語です。

 
     貧しく、体力は衰えたが、逞しくて、3~4日も 

   たった独り大海で大きなカジキと格闘して、遂に仕留めた!


    その後、獰猛サメの大群に襲われるけれど、これらも


  ようやく駆逐した。あの不屈の精神と男気に 老いを理解する

  今 わたしにとって、老人は 超人的な存在です。


    
    サメらに 釣った巨大カジキは 食べつくされ、

   寄港した時 には すっかり骨ばかりになっていて…

    それでも、命からがら 家路にたどり着いたサンチャゴ。


   今はただ深々と 疲労困憊の 身体を 貧しいベッドに

   横たえているだけ…傍らには


   老漁夫を師と仰ぐ、あの信頼しきる少年の 涙にぬれた顔と、

   あたたかく温めたミルクコーヒーが、根気よく 

  
    サンチャゴの目覚めを 待ち続けております…



     信頼と 生きる情熱に心打たれる 物語の人たちの 世界です。