静かな生活  微睡の 私記

 
さりげなく 簡素に生きたい。傍らに コーヒーがあって
とっておきの本たちがあれば それだけでいい
 

秋を探しに 喜平橋へ 府中街道へ

2014-11-13 20:03:52 | ドライビング
      




   『脊柱側弯症』の病名を負って、久しい。原因不明な病気です。

   切開する以外に 治療のし様のないまま、痛み止めを飲み飲み、鈍間な

   日々を過ごしているのに、精神は なんとなく 無駄に沈むことが多い。

    気を紛らすために、時おり 小さなドライブをします。外気に触れて、

   小鳥の声を聞いたり、空の雲を眺めたり、並木の風流に 季節の移ろいを

   味わったりして、気分はすっかり明るくなります。


    数日前、いつもの背中の痛みどめの錠剤を飲んだら、胃がムカついて、

   受け付けない。お林檎やら ヨーグルトなど、すっかり吐き出して、

白湯を飲んだら、不思議なほど ムカつきは収まった。

    このお薬がいけません。強力な この痛み止めのお薬なんか、

痛みを増すだけだから、もう飲むのは止そう! 痛くなったら、ネットの、

新潟の大学のお医者先生のお勧め通りに、痛くない体位を取ろう、と決めました。

    つまり、ベッドに横たわります。筋肉の退化を受け入れるしかなくても、と。

    幸い、今日は、大丈夫の様子だから、小さな旅行をしましょう。

   そう思いたつと、急にはつらつと、府中街道や、小金井の喜平橋を目指して、

   五日市街道沿いにスバルを走らせました。時はちょうど正午。よく晴れて、

辺りの草木や葉のにおいは、まるでお芋でも焼きたくなるほどいい薫り。


    今日のブログのテーマは 

    【支倉事件】甲賀三郎氏の有名なミステリ作品です。

    小説の、あの残酷な犯人の名、こそ 支倉喜平。喜平。

     
     ブログの更新を中断してまで 読み漁った 諸々の作家の ミステリ作品。

    特に心を締めつけられ、惹きつけられたのは、《支倉事件》。


     こともあろうに、わたしの、愛用のドライブルートの一本と

    同じ名の地名ではないか。しばらくの間、喜平橋を通るのが、

    とても怖くて、忌み嫌って、避けて、遠回りした。

    喜平橋の「喜平」と名付けた作者の甲賀三郎さんを、恨みました。


     かれこれ、二年余りの年月で、ようやく 疎ましさから解放されて、

    平常心に戻れた今日は、新しい気分で、喜平橋を通ることが出来ました。

     
     秋は、もうすっかり枯れ衰えて、浄水際の桜の枝は ただ冬を待つばかりです。


      たった50キロ足らずの 小さなスバルの 小さな旅は 

     長閑な秋の午後を わたしにプレゼントしてくれました。
    
   

    

   

  レッスン方法の立て直しです。

2010-11-25 00:22:06 | ドライビング

    昨日(22日)の雨で街路樹の銀杏の落ち葉ははかなり地面に

   敷き詰められて、自然の織りなす絨毯は別世界です。

   日本の秋の見事さを堪能しながら、狭山湖まで。

    一昨日の[小雪]も、名ばかりの、雪はまだほど遠い。

    それまでは、多摩大橋をすぎて、ぐるりと八王子へ出て、

   さらにぐるりと日野橋へまわれば、小さな気晴らしドライブは

   ブログのテーマ探しに役立つかもしれません。 

        ~~~~~~~

転回形の練習は、現在の自分にとって、


  かなり時期尚早であることが、昨日一日の

 練習と、その結果で痛いほど思い知りました。

  とても楽しくも面白くもなかったそのピアノ。  


          焦らない焦らない。 


     24日、反省を込めて、 わたしのテキスト
 
    【藤井英一の、はじめてのジャズ・ピアノ】に戻りました。


    テキスト 44ページの(コードネームを覚えよう)の20個を、

    コードネームを見て、瞬時に左手がその場所を押さえて

 
     弾けるようになるまで、みっちり、ゆっくり、

    楽しみながらマスターしよう、と心に決めました。

  
    練習およそ2時間、その事はじめが、今日でした。


   願わくば、 名曲ライブラリーとして収録されてある

    ジャズスタンダード 14曲 たちの中の

    「酒とバラの日々」を自分のために弾きたいのです。


   コードネームを見て、すぐに左手でパッと弾けるころ、

    「枯葉」をたどたどしく弾けるようになると、   


       とても素敵だな 。
 

   そして、それから、新しいレパートリーとともに少しずつ、

  新しい押さえかたを増やしてゆきたい、ここまで来ると


    すっかり、誇大妄想のハンチュウ?








白富士と白梅

2010-03-06 01:46:32 | ドライビング

              

 とっても暖かな日中でした。思わず外歩きがしたくなって、

愛車R2でドライブに出かけました。 20分ほど走ると、

郊外にジョイフルホンダの、広い駐車場があります。

駐車して、しばらくあたりの畑道を歩きます。敷地はとても広くて、

お花もいろいろそろっていて、飽きません。ころ合いを見て

手頃なお花を買って、帰ります。

 今日の収穫はミズナの苗と、チャイブの苗。それからカタクリの苗も。

 我が家のベランダから、はるか向こうに真っ白に化粧した富士山。

 手前には今を盛りの白い梅園が見事です。でも、写真にすると、

この通り、ぼやけています。霞もかかってはいなかったのに。

 少しも上手くゆきません。 すっかり晴れた日を待ちましょう。

  老いの身に鞭打って? 心なしか俯き加減に暮らしています。

振り返ってみると、暮らしそのものが老いを意識したものだなあ

と、切なくさえなります。 半身浴がそう、車がそう、パソコンがそう、

ピアノがそう、生き方の一つ一つは偏に老化を遅らせようとのみ。

老化なんて防止できるわけはないのに…

 いけませんねえ。 生活を楽しまなくちゃ。

人生は楽しいものと思えなくちゃ。この陽気な地球のためにも!


紅葉狩り

2005-11-20 18:47:36 | ドライビング

   11月 19日 土曜日、爽やかな青い空と白い雲の長閑さに誘われて
 多摩湖に紅葉狩りに出かけました。愛車『R2・背の君』で晩秋の多摩湖です。
コースは旧青梅街道の武蔵村山市三ツ木から東村山、所沢方向に車を進めます。
間もなく「多摩湖は左折」の道路標識に添って、いよいよ念願の紅葉狩りの本場。
 車はそれほど混んでない。いよいよ上り坂です。昔はあの細くてでこぼこの田舎道が、
今きれいに整備されて、つい、シュンと侘びしささえ甦って。思い出はセピア色・・追憶・・・。
 進むに連れて、鬱蒼と濃い緑に充ち満ちて、色づいた葉っぱは見あたらない。夏の終わりの
「森林浴」といった風情。湖全域制限速度は30キロ。 かれこれ17年ぶりの再訪。おまけに
かつての助手席身分から、運転者。歳もずいぶん重ねたから、とても緊張している。くねくね
道路で、周りの景色などキョロキョロ出来なくて、つくづく独り身の寂しさを味わいます。
スピードが30キロを超えると、おっかなくてついそっとブレーキ・ペダルに脚が移る・・・。
後続車さんごめんなさいね。当然私の前に車はない。気のせいか後続車はしつこく
続き・・・。それでも急かすでもなし、きわめて紳士ぞろいでした。
 せっかくの多摩湖行楽も、山口貯水池や、狭山湖周辺広場の散策はならず。ま、
後の楽しみにとっておいて、今日は帰ります。わたし、多摩湖周遊道路大好きに
なりました。どんどん訪れて、この界隈のエキスパートになろう。
 そう明るい気分に浸りながら、帰路に就きました。