ひかりとしずく(虹の伝言)

勉強会や講演会、上映会のレポートなど主に載せています。

秋田での田中優さんのトークイベント報告②

2013-10-22 | ともこレポーターによる記事
Ⅲ 自然エネルギーへの転換についての見解

[天然ガス]   安くて効率がいい
[シェールガス] 高圧の湯で取り出すときに薬品を使うので、水質汚染が生じ井戸水がつかえなくなる。高圧で岩を割るので地震も誘発される。
[メタンハイドレード]技術分野でまだまだ危険性がある。真ん中を取り出すのは難しいなど。地球はこれまでメタンハイドレートが噴出して温暖化を4回生じ海水も無くなる事態となっている。危険性がある。
[風力発電]渡り鳥、低周波の騒音が言われている。→秋田のメカロ;羽周りにリングがあるタイプ(風レンズ風車)では両方が解決されている上に風力も1.4倍になる。ドイツでは街中にこのタイプのものを設置している。
  九州大学の先生の発明;洋上風力発電(博多湾)日本は海が陸の11倍ある(風力発電の威力は直径の2乗倍、風速の3乗倍)
[温泉発電]バイナリー発電機(コベルコ社)の温泉発電など。 70℃以上の湯から熱エネルギーをもらって60℃に下げる。これで温泉として使える。そういうリサイクルとして発電機をつけているところはある。EUは日本の1000倍バイオマスの利用状況がある。日本もこれから地域で共同運営など作っていけばいい。
[地熱発電] 公害問題がある。湯を取り出すための穴を一年ごとに掘る必要がある。硫黄でつまってしまう。
[太陽光発電]  二年使えば元は取れる。晴れた日はどんどん電気を作るが、空回りでの故障の恐れはなくただロスするだけである。夏の電力を冬まで蓄えることは出来ない。秋田は日照時間が少なく他の土地よりダウンするのでは?冬の天候を考えると利用効率は12%で後は小水力発電を利用、ペレット(木屑の集積)での暖房など工夫必要。新潟はバイオマスを行っている。
(質疑応答より)山田セイさんのお話によるとソーラーパネルも作る時やリサイクルする時に健康被害が生じるのですか? → 中国、インドで作られたものでは公害がある。CIS,CIGSという合金のものは良くない。リサイクル出来ない。現時点では捨てる時期に来ていないが、分別できないものが使われているものもあるので、気をつけて選ぶこと。古くからあるタイプのものの方がガラスやアルミ、珪素、シリコンで出来ていてリサイクル可能である。充填材にガラスのパテを使ったものは雨が入り込んでショートを起こし火事になったことがある。注意もいるので、手入れができるように屋根ではなく見えるところに設置したほうがいい。
[水力発電]小規模水力発電 一年中使え効率がいい。太陽光より高低差がある秋田には向いている。空回りすると故障するので消費量を考えておく必要がある(電気ストーブが一番電力を消費する)
  小水力発電機「すいじん3号」(58万円)という商品の紹介
[太陽光温水発電]太陽光発電よりも3倍効率がいい
[薪ストーブ]さいかい産業のペレットも勧めている。
[バイオマス] EUは日本の1000倍バイオマスの利用状況がある。日本もこれから地域で共同運営など作っていけばいい。新潟では実践している地域がある。

つづく
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