「大学ラグビー考」

関東大学ラグビーリーグ戦大東大を中心に、気の向くまま書いて見ます。ときには陸上にもふれます。H.Nakamoto

素晴らしかったディフェンス

2015-12-14 18:59:55 | 大学ラグビー

素晴らしかったディフェンス、嬉しい勝利!!

11時ごろ外苑前で銀座線を降りたのですが、青山通りは冷たい雨でした。場内はではカサはさせませんので、雨合羽を用意して出かけました。一列目の24番というシートでした。雨に濡れた緑の芝生が12月と言うのに生き生きと感じられました。校歌を聴き、気持ちが引き締まる思いでした。

対戦相手の筑波とともにピッチに姿を見せたモスグリーンの選手たち、一人一人に気合が感じられました。両校の対戦は、近いところでは、今年のゴールデンウイークの5月3日、筑波のグラウンドで行われた春の大会が挙げられますが、26-50で悔しい敗戦をきしました。

昨日の2015大学選手権セカンド・ステージ第一戦は、そのゲームに出場しなかった長谷川、蛯名、小山、戸室、竹原といった素晴らしい選手を加えてのリベンジでもありました。

大東大の選手たちの意気込みが違っていました。いつもですと、キックオフとともに動悸がするのですが、何故か選手たちの気合におされて、これはイケる、と強気に神瀬ができました。PGで筑波に3点の先制を許しましたが、マイボールになれば回して走るだろうと安心して見ておりました。

その「機」は小山の絵に描いたようなプレーで訪れました。大東大ファン誰もが思っていたような見事なプレーでした。このプレーが出たときの大東大は勝ちパターンなんです。今日はイケる!!そう思って、ボール支配率では筑波が優勢でしたが、大東大は各選手が低く突き刺すような素早いディフェンスで相手を倒し、攻撃権を奪うプレーにうっとり見とれている間に、17-10で前半が終わってしまいました。攻守のテンポにスピードがあり驚きました。

後半のキックオフは大東ですから、「先手必勝」で行ける、そんな強気の観戦が気持ちを楽にしてくれました。7番河野の捨て身のディフェンスが光っていました。あのOB篠原選手の魂が乗り移った凄いタックル、竹原選手も日ごろの鬱憤を筑波で晴らすそんな気合の入ったプレーが光っていました。

本間、栗原、蛯名、長谷川、タラウ、アマトのFW陣、ふと見るとFLにクルーガーが、右のWTBにアマトがいたり、そうした臨機応変の布陣がディフェンスにスピードを与えていた印象を受けました。スタンドの大東大ファンにも、全員が一丸となって戦って勝利をもぎ取ろうとする強い意志が伝わってきました。

ホーンの音に気が付いたとき、スコア・ボードは31-22、こ踊りする選手たち、本間主将の喜びの笑顔と弾む声が秩父宮に響いていました。