Toshy 1960 あまつ風雲のかよひぢ吹きとぢよ乙女の姿しばしとどめむ

瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の
 われても末に 逢わむとぞ思ふ

秋の薫

2010-10-04 23:23:21 | Weblog
周りの空気が ひんやりとし、
徐に 重くなってきた頃、
秋の風と共に、
秋の香り 金木犀が 漂い始める

夏の太陽に身を任せ、
汗の匂いに
春の香りの沈丁花、
忘れた頃に。

やがて来る
冬の重々しさに
この華やいだ香りを
忘れていくのだろう

そして、
忘れた頃に
又 沈丁花の香りに
春を 快楽する。

哀れなる儚さ
四季のなせる技か
人のうつろぐ心の
なせる業か?

やがて来る 四季の雨に
そして、走り去る時間に
花は枯れ、
香りは 失せていく。

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