小沢民主代表が辞意 連立「協議に値した」(朝日新聞) - goo ニュース
この問題に対して根幹を喋る解説者がいないのが気になる。 解説者のくせいに知らないのか、知っているのに喋れないのか? いずれにしても一般人を愚弄している。
この問題の根本は 野中の浮上である。
小泉時代 冷や飯を食わされていたのが、同胞の古賀の浮上と共に 再浮上した。
これが今回の物語の始まりである。
野中と小沢は 田中派時代から犬猿の仲であった。 そのことを前提として考えればよい。
同じ自民党田中派であっても、公共事業の落札に対しては、
小沢は一般企業を、野中は自身に出身である 系の会社を押す。 自然対立していくのである。 で、野中は系会社から献金を貰い、田中派のなかで集金マンとして活躍するのである。
野中は利権のボスとして君臨していたが、一方 部落会報同盟は社会党系の外部組織として、票田でもある。 そしてこの二つは お互い対立する党の中であって 利害関係で地下では太く強く結びついている。
そして、今回の事件。野中が福田に持ちかけ、小沢に打診する。
小沢は民主党だけの政治には限界を感じたのであろう。 この際自民党との共闘でむしろ自民党を食ってやろうとしたのであろうが、足元を掬われる。 掬ったのは、仕掛けていった 野中の狭客である旧社会党 開放同盟の輩である。 まさに獅子身中の虫である。 そして、その虫に殺されたのである。
古賀-野中の復活で、これまた 黙ってられない人がいる。 そう、小泉である。 利権をつぶし、郵政利権をつぶした彼は、野中の復活で またぞろ 生き返るであろう(か?)
もしも小泉が復活し暁には、 野中ー古賀の。北朝鮮利権組みの 息の根は絶やされるであろう。 従って、彼らの必死の戦いが始まる。
祖に意味では益々 面白くなる。
で、小沢はどうするのか?
判らないが、恐らくは民主党にとどまり、その中で野に下って、在野活動を始めるのではないか。 そして、彼の後継者が誰になっても 元の民主党のように 駄目になるのは日を見るより明らかであるから、その時 彼を頼って皆が押し寄せてきたときには、三顧の礼を要求し、 そして、そのときこそ、小沢独裁が始まるのだ。
でも、今の政治には彼のような独裁は必要なのかもしれない。 カエサル然り、アテネの民主主義も一人の政治家の独裁によって保たれたのである。
要は 独裁という手段ではなく、 何をしたいのか、という、マキュアベリの思想である。
いずれにしても、悪の権化である 野中一派を根こそぎ絶やさない限り、またぞろ悪は復活するであろう。