知事から答弁をいただきました。重ねて質問することで、議論を深めます。
副議長(前田八壽彦君)3番砂場議員
3番(砂場隆浩君)御答弁いただきました。
知事のおっしゃるとおり、その方向性というのは、今、とか、国際的な動きはどうだという認識は一致しているということを確認できてよかったと思います。実際今回のプロジェクトでございますけれども、BSIジャパンにつきましては、GFSIよりも非常に高く評価をしておられました。そういうのが国際的な動きをしっかり認証した上で、それを地域に根づかせることで、地域を発展させるという発想は非常に我々がやりたいことだというふうに言われていました。
ただ、問題は認証制度については勘違いが多いのですね。こういうものは基本的にはマネジメントの管理をやるわけです。ルールをちゃんとやって、ドキュメントをつくって、ちゃんとやっていきましょうというものであって、新しく機材を入れようという話はどこでもないわけですよ。ところが、厚生労働省のマル総がそういう方向にいったので、非常にハードルが高いというふうに思っている企業が非常に多うございますので、そこはBSIにしろ、さまざまな機関とも協力するとおっしゃっていましたので、しっかりと協力して、皆さんにきちっとした衛生管理のルールをつくって、それを守って、ドキュメントにするということだけでありますから、過大な整備投資が要るものでもありません。鳥取の制度は、いい制度だと思いますけれども、まだまだ知られていないところがございますので、今後も引き続き現場に行っていただいて、1社1社に御説明をいただきたい。そのようにお願いをしたいというふうに思います。
認証制度の話なのですけれども、そんなのはわかっている話なのですよね。何を言いたいかって、究極の目的は何なんですかということですよ。それぞれの制度目的が違うのはわかっていますよ。壇上で説明したとおりなのですけれども、やはり一番大きいのはブランド化をしましょうよということなんです。安心・安全のこのマークがついたら、安心・安全のものですよということがあるけれども、それが4つも5つも鳥取県にあって、しかも、ふるさとのものを東京や大都市圏に売ろうというときに、そんなに東京の千何百万人の人たちが、みんな混乱を起こすと思いますか。みんなそれだけの認知度があると思いますか。今の予算それぞれ幾らかというと、みんな数百万円ずつの予算ですよ。この前の議論のときだって、大手の食品メーカーとチェーンをするときには、すごく何百万人という人が見るホームページが使えるから、チェーンすると、議論をしたではないですか。
やはりシンボルマークやそういうものは一つにして、その中の制度で工夫をして、知恵を絞って、いろんなものが使えますよ、いろんな色づけがありますよとすべきです。色を変えたり、その中のパターンを分けをするなり、知恵を絞ってみたらどうですか。結局は、一番簡単に今ある制度を守っていくとしか聞こえないわけですよ。一番大きいのは消費者です。そして、消費者は皆さんが言っているように、一々細かなことなどはわからないのです。もっと言うと、最終的にはブランドマークも要らない。鳥取産ですよと言われたら、安心・安全ですね、おいしいですよねというのが到達点なわけなのですよ。そのために、制度はできるだけ単純化していくべきというのは、イロハだと思います。今、混乱が起こるって、言われたましたが、本当に起こっているのですか。では、それがどれだけの認識があるかという調査をしたことがあるのですか。
そこら辺はきっちり考えないと、今あることをやっているわけではなくて、これから未来に向かって、鳥取の未来に向かってどういうブランド戦略をどうしていくかという議論したいですね。現在の制度をどうやってバージョンアップするかということを議論したいと思うのですけれども、いかがでしょうか。そこのところをお聞かせを願いたいと思います。
2回目の追及質問に対する知事の答弁です。
副議長(前田八壽彦君)答弁を求めます。平井知事
知事(平井伸治君)(登壇)砂場議員から重ねてのお尋ねをいただきました。
国際認証につきまして、議員のおっしゃるように、大きな方向性としてそちらに流れていると思います。鳥取県は、そういう意味で、御評価いただいているという御指摘もございましたが、ぜひその意味では、リーダー役をこの国の中で果たしていければと思います。
GFSI等、さまざまな基準やそれを運用するいろいろな有識者の方々がいらっしゃいます。世界がどんどん動いておりまして、先ほどの食品安全強化法の話もそうでありますが、それに応じてこれからどんどん輸出を考えていかなければなりません。台湾だけではなくて、香港、あるいは東南アジア、そうした各方面に我々としても輸出先を求め得る時代になってきたと思います。それは、所得階層は高い層がそれぞれの地域で生まれてきておりまして、日本の食べ物を食べることが安全・安心でステータスになるという、そういう時代でございます。
ですから、今農業が曲がり角を迎えて、どういうようにテークオフをしなければならないかという悩みの中では、一つの出口にもなり得るのが国際認証を得て海外へ出していくということではないかと思います。
食品をさばく意味で、例えば食肉センターなどもそうでありますけれども、こうしたところでも国際認証を得ることに仮になれば、例えば香港、マカオ、あるいはタイ、そうしたところに鳥取でさばいた和牛肉が出ていく可能性がございます。そういうようになりますと、今までとは違った販路なり、価格がつくことが可能になりますので、我々としても追求してまいりたいなと思います。制度を新年度に向けてもなお一層拡充することで対処をさせていただきたいと思っております。
また、ブランドのほうにつきましては、これはいろんな制度がございまして、それぞれの単純化を図ってわかりやすくするのも当然ではありますけれども、現場のほうのいろんな御意見もお伺いをしながら、検討するべき課題かなというふうに思っております。
詳細につきまして、市場開拓局長からお答え申し上げます。
副議長(前田八壽彦君)三木市場開拓局長
市場開拓局長(三木教立君)ブランド化の統一マークの話でございます。先ほど砂場議員から一本にしてもっと打ち出すべきだというようなお話でございます。将来的には、そういうマークの統一は必要であると思うのですけれども、現時点で、例えば食品業界の意見としては、今まとめてしまうのは、大変早急であると。今のまず定着を図る、そして、消費者の方のまず信頼をこのマークが獲得してからだというような御意見もいただいたことがございます。また、消費者団体の方からは、子供やお年寄りまでEマーク、例えばふるさと認証マークがございますけれども、このマークで買ってきてと、お買い物ができるような今仕組みにまでなってきたと。新たなマーク、一本化すると、このマークが本当に県産品かどうか、これは衛生管理がどうかというのがちょっと誤認しやすいというような御意見もいただいております。
先ほど知事から答弁もありましたように、幅広くまた県民の方々や事業者の方々の意見も聞きたいというふうに思っておりますので、将来に向けて安全・安心な食品産業の育成といいますか、そういうことを目指していきたいというふうに思っています。
追及質問も佳境です。3回目の追及質問では、4つの提案をしました。「広域防災協定」「ふるさと産業支援事業の対象の拡張」「日本版フードバレーの検討」「東京五輪に便乗した鳥取の売り出し」です。
副議長(前田八壽彦君)3番砂場議員
3番(砂場隆浩君)それでしたら、しっかり検討していただきたいと思いますし、ブランド化はやはり大都市圏にしっかり売っていただきたいと思いますから、地元ばかりではなくて、そういうところも視野に入れて、大きな目を開いて検討してください。
それから、原発のこと、モニタリングセンター、いい話を聞かせていただきました。やはりベースになるところができないと、いろんなものはできませんから、しっかりしたものにしていただきたいと思っておりますし、福島に行ったときは、ほとんどのものが全量検査なのでした。そしたら、なかなか機材がすごい大変だと言っていましたので、やはりそういう意味では、鳥取は徳島県と防災協定を結ぶのは、もうとってもいいことだと思うのです、瀬戸内海を離れての広域連携はですね、そういう意味で、良いことだと思います。そういう動きをますます加速をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
それで、あと何点か提言をいたします。
もう一つ、ふるさと産業支援事業というのがありまして、販路拡大ですとか、商品開発をしっかりしていこうというもので、これは業界の皆さんは非常に評判がよかった制度です。それで、これは、ところが、食べ物に関していくと、酒造と菓子だけが対象になっておりますので、もしできましたら、食品加工など、伝統的産業、食品の分野は拡大をしていただけないか。将来的には、ブランド化の意味では、どれかの制度と一本化をしていくのもいいのかなと思います。
もう一つの提案は、日本版フードバレーの検討です。実は、どこの国が食品で輸出が多いかというと、アメリカ、中国でもなければ、オーストラリアでなくて、もうオランダなのですよ。オランダというのが、ワーヘニンゲン大学を中心に、フードバレーをつくって、そこで科学者を集めて、食品関連産業を集めて、研究機関を集めて、新しい産業、そしてバイオなどの食べ物、食をベースにしたものをしています。
それがことしの9月3日に、甘利大臣が閣議後の記者会見の中で、農産物の輸出拠点をどこかで日本もつくらなければならないと、日本版フードバレーの示唆ともとれる発言をされておりますので、鳥取県も日本版フードバレーを目指して、既に熊本県や新潟県、北海道の十勝などで取り組みがありますから、検討されたらどうかと思います。
4つ目の提案は、どうでしょうかね、五輪に便乗してはどうかということなのですけれども、京都府と京都、京都市が五輪の期間中に日本文化祭をやると。そして、それは祇園祭や五山の送り火みたいな伝統的行事だけではなくて、漫画やアニメなど新しい●ブンゴウとの融合を目指したいというふうに言っておられました。
せっかく食のみやこ鳥取をPRするのですから、何か五輪とタイアップする、コラボするような企画は考えられないか。鳥取県まんが王国、そしてグリーンウェイブという形もありましたので、選手育成やキャンプ地の誘致もいいのですけれども、ちょっと言葉は悪いかもしれないですけれども、五輪に便乗したような形の何か新しい企画というものを、7年、まだまだ先ですので、少し検討されたらいかがと思うのですが、いかがでしょうか。
副議長(前田八壽彦君)答弁を求めます。平井知事
知事(平井伸治君)(登壇) 砂場議員から、まず、原発のモニタリングにつきまして、お尋ねがございました。先ほど申しましたように、原子力環境センターとでも言うべきモニタリングセンターを衛生環境研究所の連携の中でつくらさせていただく必要があると考えてございまして、その進捗を着実に図ってまいりたいと思います。
また、徳島県のような遠隔地の地域とふだんから情報交換も密にする必要があろうかと思います。徳島県とは協定を結んでおりますので、議員の御提案もございましたので、こうした土壌等のさまざまなモニタリング調査、これにおける協力をあおげるかどうか、協定の運用として相談をさせてもらいたいと思います。
また、恐らく緊急時は、全国から集めるということにすべきではないかと思います。今回の福島のときもそうでありました。その辺で、国に対して、そういう広域応援の方策についてもただしてまいりたいと思います。
次に、鳥取県ふるさと産業支援事業補助金につきまして、醸造品を対象とするといったような制度改正ができないかということでございます。
鳥取県ふるさと産業支援の補助金は、いわゆる伝統産業でございまして、経済産業省系の発想のものであります。あともう一つ、似たようなもので、鳥取のふるさと農産品のPR事業というのがございまして、よく似たところでございますが、おいしい鳥取PR推進の事業がございます。これらのちょっと整理がうまくついていないのかもしれません。
議員の御指摘もございましたので、みそだとか、おしょうゆといったような醸造品ですね。これはどちらの制度にまとめるかは、ちょっと検討させてもらいますが、いずれか、いずれにせよ、これから海外へそうしたものを持ち出したときのPRなり、販路開拓が十分できるような資金支援であるとか、その辺の体制をとれるように、制度の改正を当初予算の中で検討させていただければと思います。
次に、フードバレーにつきまして、御提案をいただきました。
これは、オランダ東部のヘルダーランド州、ワーヘニンゲンといったあたりの話だと思いますが、我々も非常に興味深い御提案ではないかなと思います。
私ども鳥取県として今やっていることに実は近い、スケールは違いますけれども、向こうはネスレとか、そういう巨大産業がございまして、ハイネケンだとか、みんなそこに集積をしているわけですね。確かに新潟や熊本が今回特区で手を挙げているところがありますが、特区だからかもしれませんが、保税地域がどうとか、あるいは農家レストランがどうだとか、そういう提案のようでございますけれども、フードバレーの本質は、産学官連携による食品をテーマとした地域おこし、産業おこしではないかと思います。その意味では、鳥取県はいいポジションを持っているはずだと思います。
現実にも、現在例えば食品加工関係でいえば、 200を超える事業所が県内にございまして、その生産規模からしても 1200億円を超える規模であります。これは、実は県内のそういう産業レベルでいいますと、第2位の大きさなのです。そこがあったのかもしれませんが、最近実は食品関係の県外からの進出も相次いでいまして、例えば源吉兆庵さんでありますとか、また、但馬からお菓子屋さんがやってくるとか、そうした動きがあったりしますし、米久東伯さん、おいしい鶏ですね、これも静岡のほうのそういう系列がこちらのほうに入りまして、今拡張も考えようかというような動きがあるわけです。県内の企業でも元気があるのは、この食品系でありまして、多くが先般工場の拡張をしまして、アジだったですかね、アジの輸出をできるような、それこそHACCP対応だとか、国際認証を取りまして、できるようなシステムをつくりながら、工場を増設をされることになりました。
ですから、この辺は我々の強みなのだと思います。それの背景として、強力な農業地盤がある、それから水産加工業に発展するような大きな境港というような拠点がある。また、産学官連携の研究としても、我々のほうで食品開発研究所がありますが、そちらのほうでも今度新商品を支援できるような、そういう支援等を開設をしようと提案をさせていただきました。さらに、大学だとか、きのこセンターのようなところがございます。それも食品からさらに発展をして、最近はフコイダンのきむらやさんとか、結構元気でございまして、健康食品のほうにも出ていっているわけですね。エミネットさんでありますとか、また、甲陽ケミカルさんでありますとか、事業拡張へ向けたようなモチベーションが今働いてきています。
この辺のコングロマリットが現実にあるということに、我々もう一度視点を当てるべきではないかと思います。産学官連携を軸にしながら、フードバレーとも呼ぶべき食品加工系の一大集積地を目指していく。それは、鳥取県の一つの地域モデル、ビジョンになるのではないかというふうに思います。そういう意味で、議員の御提案の趣旨を今後の施策の中で生かしてまいりたいと思います。
最後に、五輪、東京オリンピックにこの際便乗するような売り出し方がないかと、こういうことでございます。
これはまだちょっと先の長い話でありますので、議会や県民や産業界の皆様のいろんな御提案、これからもどんどん受けさせていただきまして、東京オリンピックに関連をして、地域を盛り上げていければと思います。
実際、海外のお客様が一挙に日本にやってきますので、知っていただくチャンスになります。さらに、2021年にワールドマスターズゲームズが誘致をされて、開かれることが決まりました。こういうことも追い風になろうかと思います。
その意味で、内田県議の御質問にもございましたが、東京で岡山とのアンテナショップをつくりますが、それはオリンピックの選手村等からしますと、比較的近いサイトでございますし、銀座の隣接地域でもございます。そうした拠点なども活用しながら、何か世界の人にわかりやすく鳥取を知っていただけるようなもくろみを検討してみたいと思います。
いよいよ、持ち時間切れも迫り、最後の追及質問です。
副議長(前田八壽彦君)3番砂場議員
3番(砂場隆浩君)御答弁ありがとうございました。
フードバレーですね、何も地域としてやってほしいと言っているわけではなくて、そういう発想がすごくおもしろいと思いますので、産学官連携で、言ってみれば、全県フードバレーのような形に鳥取県がなって、集積地になればいいと思います。新年度予算以降、そういう施策も御検討いただきたいと思います。
配布資料の最後のページですけれども、ちょっと間違えたました。に「SNA」と書いていますが、「SNS」です。そのSNSなのですけれども、11月末ぐらいから変なメールが友人からたくさん来るようになりまして、「何か知事がおまえのことをPRしているぞ」というので、何のことが全然わからなかったのですよ。そしたら、よくよく聞いてみると、例のAKB48の「恋するフォーンチュンクッキー」のユーチューブ版ですが、知事が最初に出てきて、スタバはないけれども、日本一のスナバがあると言っているというんです。いるではなくて、あると。それで、「あれは違うのだ、私のことではなくて、鳥取砂丘のことなのだよ」というふうに話をしたのですけれども、もうわずかなこの期間で、再生回数がもう25万件を超えてんです。今日の段階で26万件見られています。
それで、同じことをしている神奈川県を見ると1ヶ月で288万件、佐賀が2ヶ月で 185万件ですか、黒岩知事や古川知事に決して負けているとは思いません。しっかりと、これからも、SNSを使っていただきたいと思います。鳥取県のは非常におもしろい。3つ見ましたけれども、うちの県のが一番おもしろいと思います。ですから、これからも、しっかり知事には露出していただいて、、このAKBの歌の歌詞ではないのですけれども、どこかで奇跡が起こるのではなくて、鳥取県から、食文化からしっかり奇跡を起こしていただいて、豊かな鳥取県をつくっていただきたい。食が豊かで、これだけ環境も豊かなところですから、それを生かした産業育成に御努力をしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
副議長(前田八壽彦君)答弁を求めます。
平井知事
知事(平井伸治君)(登壇)今、議員のほうからお話がございましたけれども、やはり情報発信の仕方をいろいろと検討、研究してみなければならないと思います。
今回はAKBの曲に合わせてということでございましたが、佐賀県、それから神奈川県が始められて、我々もいろいろと調整に若干時間がかかりまして、一月以上おくれてしまったものですから、追っつくのが大変なのですけれども、ただ、内容的には非常に各方面から反響もございました。また、障害者の方が数多く参加しておられますが、障害者の方が非常に喜んでおられます。あろうことか、全日本聾唖連盟のホームページにも鳥取県のこのビデオが紹介されておるぐらい、障害者の方も非常に共感をしていただいております。
そのビデオの中では、かにっこ館を通じてカニの宣伝をしたり、あれはとりちくの組合長ですかね、余り上手に踊れていないと思いますが、柿の宣伝をしたり、そういう食のみやこの豊かさも、なしっこ館も含めて、感じていただけるのではないかなと思います。日本一の砂場議員がいらっしゃいますので、そんなようなことで、これからも売り込みを図ってまいりたいと思います。
新年明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いします。
妻の実家で大晦日から正月を過ごし、ネット環境がなかったものですから、新年のご挨拶が遅れ、申し訳ありません。加えて、挨拶状が公選法で禁止されているため、年賀状も出せずに欠礼しています。合わせてお詫び申し上げます。
次男坊が高校受験のため、静かに正月を過ごしています。息子は受験勉強で、私は新年度予算に向けた会派要望書づくりで、机を並べています。漢文の読み方や電圧電流の計算など時たま聞かれた質問に答えていますが、日頃、ほったらかしにしていますので、その分のお詫びと思って付き合っています。50歳と歳を取ったせいか、こうした家族との時間が幸せだと感じます。
昨年末は島根原発2号機の新基準適合申請、特定秘密保護法の制定、韓国軍へ弾丸の提供、靖国神社への首相参拝など、不安なことばかり続き、新年が明けたように思います。皆様が、安心して家族との時間を楽しめる鳥取県であるためには、ゆとり豊かさを実感でき、将来への希望を持てる鳥取県であるためには、どうすべきなのか、しっかりと考えていきたいと存じます。今年1年が皆様に取りまして幸多き年になりますよう祈念いたします。