一歩一会・・・♪

日々のお仕事の事や、趣味、旅行関係についての自分記録♪

『夜の来訪者』観劇。

2009年03月03日 | こんなお芝居観てみました♪
2月28日昼の部・新宿は紀伊国屋ホールにて『夜の来訪者』観劇。
2列目センター♪(快挙!!)

新宿・・・嫌い!
ややこしい・・・・。
どこがどこやら分からない・・・・。

紀伊国屋ホールなのに、時間ギリギリに・・・・・・・
・・・・・・紀伊国屋サザンシアター前に居た私・・・・・。
賑わってるハズ・・と想像していた、エレベーター前には、誰一人おらず(当たり前)
エレベーター前にはポスター一枚貼られていない!

ぎゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!なぜっ?!

ここは・・・どこ~~~~~~っ!?状態である。
焦る・・。
一応プリントアウトしてきた地図を開き確認。(先に見とけよっ!!反省!)

それを見て、ホールとサザンシアターの違いに気がつく。ばか~~~っ!
・・・もったいない・・・と思いつつ、タクシーに乗る。
紀伊国屋書店の4階なのね・・・・。ハアハア・・・(汗)

想像通りの賑わい。想像通りのポスターの数。そして「完売御礼」の文字!
想像していた通りの光景が目の前にあり、安堵・・・(疲れた)
無事、開演前に到着。トイレは一つ下の階で済ませた・・・・(汗)

演出・段田安則氏である。
いや~~~役者としては、素晴らしい・・・と、分かりきってる段田さんですが
どうなんだろう、演出・・・と、少々の不安。

BUT!!・・・・・いや~~~~♪よかったです!お見事でした!
ストーリーも凄く良かったし、なにより役者さん達が皆おみごと!

あの人数であの迫力。そして、心に残りまくるストーリー展開。
3月15日まで続くんですね~。かなりの長丁場なんだ。
今、ちょうど折り返し地点ですね。
最後まで、あの素敵な(・・間違えたけど)劇場を沸かしてください。

さて『夜の来訪者』
・・・・・想像力!・・・について考えさせられる作品。
人間の持つ想像力。人としてそれが正常な想像力であるかどうか・・・。

少し考えれば・・想像すれば、弱者に対する強いものの態度ってのが
どうあるべきか・・は、想像できたはず。
そんなに悪い人達の集合体ではない秋吉家の方々。
間が悪かった・・・のだが、それでもそこに働かせるべき「想像力」を
欠いてしまった人達。
自殺してしまった「彼女」に対して兼郎と千沙子が持った後悔は、
弱者である「彼女」に対する正しい想像力であると思う。
一方、兼路・和枝夫婦が事件直後に考えた事は、「世間」に対する想像力。

うすぼんやりして、想像力を働かせず言葉を発すると
誰でも巻き込まれる可能性のある世界。・・・・怖い~~~っ!!
そして、弱者に対する強者の、意識なき連帯責任・・・。これまた怖い!!

ボ~~~ッとしてたら、舞台下の観客だって、いつ秋吉家の人達と同じ立場に
なるか分かりません。
生きてゆくには・・・結構「慎重さ」って大事なのかも・・・。
言葉を発するのも、行動するのも・・・。

他人事・・・では、見れないお芝居だった。

カーテンコール・・・一度のみ!
さらっと感が・・・・最高!最高!!
あの会場の雰囲気(行き先間違えたけど)、役者さんたちの力量
あっさりのカテコ・・・・全て極上!満足な舞台!

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会報も来たけれど、J.S.FOUNDATIONでっ!?

2009年03月03日 | 日々♪
J.S.FOUNDATIONの「活動状況」のコーナーに省吾さんからのコメントがっ!
・・・という情報を知り(・・遅すぎるっ!)ゆく・・・♪♪♪
・・・感動だし・・・。
吉野弘さんの「夕焼け」についても書いてある。
私も、当ブログにて書いた!あの吉野さんの素晴らしい詩よ!
きゃあ♪きゃあ♪(←激しく心の中で・・・)・・・である。
J.S.FOUNDATION・・・・尊敬できる、そして依存している場所である。
依存・・・で、表現合ってるかね?
その存在を知ってから、毎月必ずほぼ必ず郵便局に行ってます。
かれこれ6年ぐらいになるのかね・・・・。(7?5?・・・多くから書くな!(笑)適当だわ~)
ある方のあるお言葉がきっかけで、ほそぼそ参加させていただいてるのですが
↓・・ようなあらぬ妄想もプチ抱いてしまった愚かなワタクシ・・。(すいません~)
いつの日か、我が名が彼の目に止まれば・・・
(・・・そんなことはどうでもいいと思いつつ
希望があっていいんじゃない?!・・という薄汚れた下心。あ~~すいません)

「夕焼け」吉野弘
いつものことだが
電車は満員だった。
そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた。
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった。
そそくさととしよりが座った。
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。
娘は座った。
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた。
娘はうつむいた。
しかし
又立って
席を
そのとしよりにゆずった。
としよりは次の駅で礼を言って降りた。
娘は座った。
二度あることは と言う通り
別のとしよりが娘の前に
押し出された。
可哀想に
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった。
次の駅も
次の駅も
下唇をキュッっと噛んで
身体をこわばらせてー。
僕は電車を降りた。
固くなってうつむいて
娘はどこまで行っただろう。
やさしい心の持ち主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持ち主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。

この詩の主人公のように、やさしい気持ちピュアな気持ちには
もうなれないかもしれないけれど(それは青春の純粋さ)
そう・・・もう若くない私は・・・
この前も書いたけど、お年寄りが目の前にお立ちになられたら
3度でも4度でも何度でも・・・自分が降りるまで席をお譲りしなければならない!!

「くそう!なんてとしよりの多い電車なんだっ!」・・心の中で呟いても・・
きみまろになりつつも・・・・。

アラフォーとは(そしてその周辺は!!)
ピュアを通り越し、厚かましさにも丁度、油が乗った頃なんだ!
・・・という意気込みで行きましょうよ!

ああ・・・♪新に・・・郵便局へ走る気分に春の風・・・・♪
うん♪出来る事から一歩だけ・・・・ずつ・・・でもいいじゃない♪

たまには、コメントを・・・やっぱり嬉しいよ~~~!省吾~~っ!!
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