そのありがたい式辞を一番聞かなきゃいけないのはアンタだが・・・。

先程、息子の中学の卒業式から帰ってまいりました。
いや～～冷えるね～。参った参った。

これといってそれ程感動のないまま、つつがなく式は進み卒業証書授与。
そして校長先生の式辞。
なかなか良い事を仰います。フムフム・・と聞いていると・・・・

（・・・本日、何故か気まぐれでダーリンもついてきた。
・・・・体育館下手一番端の通路側に腰掛ける私達。）

フムフム・・と聞いてると、前から見覚えのある顔が近づいてくる。
お腹を押さえて・・・。

・・だれっ！？
こんないいお話の途中退席してくるアホは・・・と思っていたら
我が愚息であった。

「なんや？！どこいくねん？！」とヒソリと話しかけるダーリン。
「お腹痛いからトイレ！！」・・・と息子。

き～～～～～～っ！
お互い話しかけるなよっ！無視してればいいのにっ！
お陰で、あのアホな子の親は、あの人達だ・・・と、ご来賓保護者に丸分かりじゃんっ！（恥！）

愚息が出て行ってから、更に校長先生のお話ヒートアップ！！

「あなたたちを育ててくださったご両親に感謝し・・・」
・・・・ああ・・・一番聞かせたい息子はそこにいない。う〇こ中。

「ありがとうと言う言葉をご両親に送らねばなりません（・・とかなんとか）」
・・・・ああ・・・聞かせたい・言っていただきたい息子不在。う〇こ中。

・・・・校長先生のありがたい式辞がもうそろそろ終わる頃、トイレよりご帰還。

早く席に戻りゃいいのに、私達の席の横でしゃがみこむ。
・・・目立つのイヤなのね。もう十分目立ってるけど・・・。

校長のお言葉が終わり「生徒一同！起立！！」・・・で、一斉に立ち上がる生徒達。
・・・・に、上手い事紛れて席に戻る息子。
見事な木の葉隠れの術じゃ・・・・・（涙）

ここにいる９０％の人々が、早くおわらんかね～～。サクサクと・・・と思い
ここにいる１００％の人が、この素晴らしい時間よ！永遠に続け！とは思っていないよね・・・・などなどとくだらない事を考えていたその時！

卒業生別れの言葉・・・が始まった。

５人ほど壇上に昇り、賢そうな男の子と女の子がお言葉を述べらる。

残りの子は何するのかな～と思ってたら・・・
・・・・・ピアノ演奏にチェロ演奏？！
凄いっ！
演出すごいっ！！
別れの言葉担当の子達も凄いっ！特に女の子！
盛り上げる所は盛り上げ、泣ける所は泣く！方や男子は淡々としているが
そのミックスや・・・お見事！
ピアノ・チェロ演奏は、『キセキ』やら『空も飛べるはず』やら
はたまた『月光』にまで及び・・・・一気に・・・・
一気に保護者に・・感動ですっ！！のオーラが漂う。

「私達はこの学校で学んだ教えを胸に、明日からも頑張って生きてゆく事を
・・・誓いますっ！！」
・・・で、保護者席・・・号泣の嵐！！

・・・ワタクシ、あぶのうございましたが、泣きませんでした。
卒業式で泣かないと冷たい人と言われそうだが、でももっと悲しい瞬間に
涙は取っておきたいからね・・・・！

あのおトイレ愚息はなんも考えちゃいないよ！きっと！・・・と思うことで
涙を流さず済みました。止まらなくなるからイヤなの。泣くの。
しかし、いいお式だったな～～～。無事終了したわ～～～！！

・・・・と、帰ってきたら・・・・

なに～～～～～～～っ！！上川さん！！新感線なのっ！！
ぎゃ～～～～～！ぎゃ～～～～！
さっきまでの時間よりこちらに興奮！！
まさに！！キセキ・・・で、気分は・・・空も飛べるはず！！になりましたっ！！