『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹著、読了。
阪神大震災を少しだけ絡めて紡ぎ上げられた6つの短編集。
『タイランド』
「・・・・・・・・・・・
これからあなたはゆるやかに死に向かう準備をなさらなくてはなりません。
これから先、生きることだけに多くの力を割いてしまうと、上手く
死ぬることができなくなります。少しずつシフトを変えていかなくてはなりません。
生きることと死ぬることとは、ある意味では等価なのです。ドクター」
どこいらあたりから、シフトを変える時なのだろうか?・・と、ここを読んで思う。
卒業式での中学生達は違う・・・。
成人式の若者も・・・。
ギャ~ギャ~ばかっ話している飲み会にて、この間、某友人のダンナが言った。
「あと何回桜が見れるのか・・って考えるようになってる・・・」
ちょっとずつちょっとずつ・・・違う場所に移動していると感じる今日この頃。
『アイロンのある風景』もよかった。
尽きたら死ねばいい(・・というか死にたい)と思いつつ、必死で尽きないように・・
生き残ろう・・とする(・・と順子さんが感じた)
ジャック・ロンドンの『焚き火』と・・・
焚き火が消えたら、寒くなっていやでも目が覚める。
ラストの三宅さんのこの言葉。
・・・この微妙な対比。
順子さんの「空っぽ」さも、三宅さんの「空っぽ」さも・・・一体どのぐらいなんだろう。
焚き火が消えた後で、二人の取る行動は・・・
読者の持つ「空っぽ」さが決めるのであろうか・・・。
果たして二人は本当に・・・。
阪神大震災を少しだけ絡めて紡ぎ上げられた6つの短編集。
『タイランド』
「・・・・・・・・・・・
これからあなたはゆるやかに死に向かう準備をなさらなくてはなりません。
これから先、生きることだけに多くの力を割いてしまうと、上手く
死ぬることができなくなります。少しずつシフトを変えていかなくてはなりません。
生きることと死ぬることとは、ある意味では等価なのです。ドクター」
どこいらあたりから、シフトを変える時なのだろうか?・・と、ここを読んで思う。
卒業式での中学生達は違う・・・。
成人式の若者も・・・。
ギャ~ギャ~ばかっ話している飲み会にて、この間、某友人のダンナが言った。
「あと何回桜が見れるのか・・って考えるようになってる・・・」
ちょっとずつちょっとずつ・・・違う場所に移動していると感じる今日この頃。
『アイロンのある風景』もよかった。
尽きたら死ねばいい(・・というか死にたい)と思いつつ、必死で尽きないように・・
生き残ろう・・とする(・・と順子さんが感じた)
ジャック・ロンドンの『焚き火』と・・・
焚き火が消えたら、寒くなっていやでも目が覚める。
ラストの三宅さんのこの言葉。
・・・この微妙な対比。
順子さんの「空っぽ」さも、三宅さんの「空っぽ」さも・・・一体どのぐらいなんだろう。
焚き火が消えた後で、二人の取る行動は・・・
読者の持つ「空っぽ」さが決めるのであろうか・・・。
果たして二人は本当に・・・。