一歩一会・・・♪

日々のお仕事の事や、趣味、旅行関係についての自分記録♪

『神の子どもたちはみな踊る』読了。

2009年03月19日 | こんな本読んでみました♪
『神の子どもたちはみな踊る』村上春樹著、読了。
阪神大震災を少しだけ絡めて紡ぎ上げられた6つの短編集。

『タイランド』
  「・・・・・・・・・・・
   これからあなたはゆるやかに死に向かう準備をなさらなくてはなりません。
   これから先、生きることだけに多くの力を割いてしまうと、上手く
   死ぬることができなくなります。少しずつシフトを変えていかなくてはなりません。
   生きることと死ぬることとは、ある意味では等価なのです。ドクター」

どこいらあたりから、シフトを変える時なのだろうか?・・と、ここを読んで思う。
卒業式での中学生達は違う・・・。
成人式の若者も・・・。

ギャ~ギャ~ばかっ話している飲み会にて、この間、某友人のダンナが言った。
「あと何回桜が見れるのか・・って考えるようになってる・・・」
ちょっとずつちょっとずつ・・・違う場所に移動していると感じる今日この頃。

『アイロンのある風景』もよかった。
尽きたら死ねばいい(・・というか死にたい)と思いつつ、必死で尽きないように・・
生き残ろう・・とする(・・と順子さんが感じた)
ジャック・ロンドンの『焚き火』と・・・
  
   焚き火が消えたら、寒くなっていやでも目が覚める。

ラストの三宅さんのこの言葉。
・・・この微妙な対比。

順子さんの「空っぽ」さも、三宅さんの「空っぽ」さも・・・一体どのぐらいなんだろう。
焚き火が消えた後で、二人の取る行動は・・・
読者の持つ「空っぽ」さが決めるのであろうか・・・。
果たして二人は本当に・・・。

『勇気凛凛ルリの色』シリーズ♪

2009年03月19日 | こんな本読んでみました♪
暗~~~~い!暗~~~い!!
最近暗い~~~~~っ!!イカン!イカン!これではイカ~~~ン!!
・・・という事で、浅田次郎先生の『勇気凛凛ルリの色』シリーズ読んでみました!!

1996年ごろからの時事ネタやジジネタなどなど満載!!
元気が出ます!笑えます!!
・・・しかし、ところどころで考えさせられる。

ワタクシ・・・以前、浅田先生とお話したことがあります。
サイン会にて・・・。
友人のダーリンから教えていただき、梅田の某でかい本屋さんへ・・・。
200名超えていましたが、並んでいたらギリギリOK!だったのです♪

並んで待つ間、友人のダーリンは「〇〇〇・・という名前なんですが
今度主人公に使ってもらえませんか?・・って言おうかな。言えるかな?」
・・と、ブツブツほざいていた。
私・・・何も言えません・・・。
・・・と、思っていたのですが、
先生を目の前に・・・

「お写真よりとっても素敵です♪♪♪」・・・と、クチが勝手に動いた!

「・・・・汗でるわ!」・・・と浅田先生♪

↑・・・これは、会話・・・とは、言えないか(笑)!!

『輪違屋糸里 上巻・下巻』・・の上巻にサインを頂く♪
達筆!!・・・で、ございました!!

ちなみに、ブツブツほざいていた友人のダーリンは、一言も発せず
握手する私と浅田先生をセッセと写真に収めてくれたのであった。

・・・・この時、一つ思ったこと。

浅田次郎先生は・・・・・私の中では
「電信柱の影からそっと・・・♪」の男ではない!!・・・ということ。
ははは・・・・・。

春なんて嫌いだ~~~っ!!

2009年03月19日 | 日々♪
大体、この季節の変わり目・・・・鬱々・・・とすることが多い。
花粉症のせいか、急な陽気についていけてないのか・・・。
・・・なんか・・・ヤダ!!

昨晩、近所のBUMP OF CHICKEN好きの友人と電話で話す。

友人の娘さんの『ダイヤモンド』の聴き方と、私達世代の『ダイヤモンド』の
聴きかたの違いについて・・・。
この歳での聴き方・・があり、そしていい歌だと思うけど・・
あの頃の感性で聴く事が出来ないのは、とても寂しいことだと・・・。
・・・多分・・・全然違うんだと思うし・・
望んでも、もう求めることはできないよね・・・と友人。

「ある意味、ハルキーで言う所の『失われ続けるもの』の
一つに入っちゃってるよね~~。さみしいね~。なんか・・・」
・・・と、電話口で二人で話す。

石川啄木のコレ(↓)思い出します・・・・。

 おのが名を ほのかに呼びて 涙せし
           十四の春に かえる術なし・・・・・

くそう!!テレビでやたら卒業ソングだなんだと毎日毎日やってるから
センチな気分になってしまうっ!
しかし、『桜の雨』はいい歌だ・・・。

この歌(↓)を聴きながら洗濯物を干す。

  もしも15才のあの夏に戻って そこからもう一度やり直せても
  この人生を選ぶだろう 君と歩いた道をもう一度歩くだろう・・・
               (『君と歩いた道』浜田省吾)

なんじゃかんじゃ言って、ぐるっとまわってここに落ち着くのである。