一歩一会・・・♪

日々のお仕事の事や、趣味、旅行関係についての自分記録♪

『カラマーゾフの兄弟』読了!!

2010年01月08日 | こんな本読んでみました♪
わ~~い♪うれしいな♪
ようやく読み終わりました!!やった~~~♪♪♪やった~~♪♪♪
・・・って、感想よりも読了感の方に重きがいってしまう・・・・(笑)

ドストエフスキー氏の代表作『カラマーゾフの兄弟 上・中・下巻 原卓也訳』読了。
違う方の訳で、昨年ベストセラーの話題作でございます。

中巻の帯だったかな?作家の金原ひとみさんが
「上巻読むのに4ヶ月、中・下巻は3日!」って書いてらしたように記憶するが(捨てた。帯)
言い得て妙!!まさにまさに!!・・でございます!
・・・それより若干短いぐらいの期間かかったわ・・・。読了まで・・・。

とにかく、ロシアのお話が初めてなもんで馴染むまでが大変。
読みだしたら、すぐ襲ってくる睡魔。
そして、ややこしい、ロシア特有のお名前・・・。
それに加えて、そのお名前が、ど~~~もあだ名に時折変化するので更にややこしい。
農奴解放やら宗教問題やら・・・この辺どうしよう?・・と、おののいていたが
どこに(ソレが)出てきたか分からんうちに、読み終わっちゃった!

・・・つまり、登場人物把握後は、
へ~~~~・・そういうストーリーなんだ~~~。・・で、読了。
主役「アリョーシャのお遣い」・・・と言っても(いや!いかんやろ!)いい
物語であった。あっちへこっちへ、よく移動するんだよね。
アリョーシャ・・。ご苦労様でした。

このお話とこの話がどう繋がってくるんだ??・・と思いながら読んでいると
最後に、きゅ~~~っとまとまってくるあたりさすが文豪!

・・・結局、最後にアリョーシャが言った場所でのお言葉、
ラストの数ページが一番感動的だった。
こんな長いお話・・・・ここだけでいいんじゃないか?・・とも思うたが
やっぱり長い道のりを経ての感動なのでしょうか?!

  これからの人生にとって、何かすばらしい思い出、それも特に子供のころ  
  親の家にいるころに作られたすばらしい思い出以上に、尊く、力強く、健康で
  ためになるものは何一つないのです。・・・・・・・・・・・
  少年時代から大切に保たれた、何かそういう美しい神聖な思い出こそ 
  おそらく、、最良の教育にほかならないのです。そういう思い出をたくさん
  集めて人生をつくりあげるなら、その人はその後一生、救われるでしょう。
  そして、たった一つしかすばらしい思い出が心に残らなかったとしても
  それがいつの日か僕たちの救いに役立ちうるのです。

『アフターダーク』本文の中で
記憶は生きていくための燃料になる・・様なことを、村上春樹さんが
登場人物に言わせてるところがあるけれど、そこを思い出した。
ちょっと、ニュアンスは違うかな・・・。

・・・・これでっ・・・・
正月前に録画した『コースト・オブ・ユートピア』・・・観きれるだろうか?
まだ、ちょっと自信のない私・・・。ああ・・・ろしあ文学は深すぎる・・・。