「怖い絵展」に行ってきた！！

先日、超混みこみで入場の列に並ぶのをあきらめた
兵庫県立美術館で開催中の「怖い絵展」に
早起きして、車をかっ飛ばして行ってきた！！
9月9日（土）自宅発8時半・・・到着9時半・・・
チケット列に25分並び、その後入場列に20分ほど・・・！！
10時からにも関わらず、もうすでに長蛇の列・・・。
並ぶのが人生で一番やりたくないこと！！なのに・・・・
あ～～～！！ヤダヤダ・・・並ぶの嫌だ～～～っ！！
怖い絵よりも、この長蛇の列のほうが怖いわっ！！
・・・などなど、心の中でブツブツほざきながらも並んで・・
ようやく中に！！


「神話」や「歴史」・・・・その背景を
知らないで見るのと、知ってから見るのでは
「怖さ」が違う・・・が、コンセプトの展覧会。


もっとその絵に関する歴史を知っていれば・・・・
もっとギリシャ神話とかについての知識があれば・・・
などなど思いながら拝見しましたが・・・

こわそ～～～な絵の列に並ぶ
前抱っこされた赤ちゃんが、その後ろに並んでる私にむかって
めっちゃ可愛い笑顔で「ニコ～～～ッ♪」って
笑いかけてきた♪
お母さんは一生懸命怖い絵を見てるが
抱っこされてる赤ちゃんは、ご機嫌！！

・・・・なんか・・・・いいなあ♪

この「怖い絵展」の「怖い絵」は、なんじゃかんじゃいっても
一番怖いのって「人間やね～～」ってのを
感じさせるものが多かったが
こんな可愛い赤ちゃんの笑顔を、ここで見れて・・・・
ものすごくほっこり♪

ブランケットをけちらし
方々に転がって　なかなか変なかっこうで眠る子供達
いつか見た 教会の壁画を
僕は思い出す
壁一面に描かれた空を飛ぶ天使達
僕は心のシャッターを 静かに静かに切った
どんな子供達もみんな何の心配もなく
空を飛ぶ天使達のように
こんな悪い寝相で眠れますように
そして明日が来ることを
待ち遠しく思いながら眠れますように　　（槇原敬之「Flying Angels」）

怖い絵を拝見しながら、この曲が頭の中で流れます・・・♪

・・・そしていろいろなブースを回り最後・・・・
例のフライヤーの絵のお部屋へ・・・。

とてもでっかい・・・・
そしてこの純白のドレスを着ている16歳の少女の凛とした雰囲気が
なんだか悲しい絵・・・・

改宗するぐらいなら・・・そしてたとえ改宗して
生きていくことを選んだとしても、また担ぎ出されるかもしれない。
国が乱れるのを避けるために「死」を選んだこの少女の気持ち・・・。

斧をもつ男性の感情がない表情も怖いけど
失神し取り乱す侍女の姿も怖い！！
もし、自分がこの登場人物のどれかの立場なら・・・と想像すると怖い！！


展示されていた絵の数も多かったけど
いろいろ考えさせられるところも多い素晴らしい展覧会でした！！
そしてなんといっても、最後のお部屋の
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」のインパクトがありすぎ・・・・。


並んでまで美術館見たくない～～～！！
・・・だったが、本当に並んでよかった！！・・・と
思った展覧会でした！！