日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

白さるすべり 風に膨らむ 夕まぐれ

2023年08月20日 | 夏の花


残暑お見舞い申し上げます。
お盆を過ぎましたが、連日にわたり厳しい暑さが続いています。
くれぐれもご無理をなされませんよう、お身体に気をつけてお過ごしくださいね♡

夕方に自転車で走行しておりましたら、道沿いに “白さるすべり”が咲いていました。
風にゆれて涼やかに咲く花姿に癒されました。

「白さるすべり 風に膨らむ 夕まぐれ」

昭和時代から平成時代に活躍された女流俳人「渡邉 千枝子(わたなべ ちえこ)」が詠んだ句です。

夏から秋にかけて(約百日)、ふんわりとした紅色の花を次々に咲かせることから、
漢字では「百日紅(さるすべり)」と書いて「ひゃくじつこう」とも呼ばれています。

俳句の季語では、白色の花は「百日白(ひゃくじつはく)」というそうです。

暑い夏の盛りに美しく咲く百日紅と百日白・・・
江戸時代に中国から伝来し、当時は神社や寺院などに多く植えられていたそうです。
現在は街路樹などとして親しまれていますね。

大きな樹木の下は、夏の日ざしを避ける木陰ををつくってくれます。
木陰から見上げる夏空と、ふんわりとした美しい花々・・・
毎年楽しみにしている夏の風景です♡

*   *   *   *   *   *   *   *   *   *
台風7号により被害にあわれた皆様に心からお見舞い申し上げます。
皆様の安全と一日も早い復旧を祈念しております。
コメント
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