日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

山葛に わりなき花の 高さかな

2024年09月12日 | 秋の花


9月になりましたが、連日にわたり厳しい残暑が続いていますね。
くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしくださいね♡

昨日も厳しい暑さで・・・
お手伝いに行っている畑の脇道に、見上げるほどの大きな山葛が茂っておりまして・・・
紫紅色の花が、あちらこちらに咲きはじめていました。

「山葛に わりなき花の 高さかな」

明治時代を代表する俳人・歌人「正岡 子規(まさおか しき)」が詠んだ句です。

◎葛(くず)・葛の花・山葛→秋の季語
◎わりなき→理無い・理屈を超えた・理屈では説明がつかない

葛は “秋の七草” の一つとして古くから親しまれていますね。
ひと夏で10mぐらい成長し、まわりをツルでおおってしまうほどの強い生命力があります。
葛の花は茂った葉っぱの中で、ちらちらと見え隠れしていますので、
じっくりと近づいて見ないと見過ごしてしまいます。

厳しい残暑が続いておりますが、
紫の綺麗な花をたくさん咲かせて、秋の訪れを知らせてくれているようです。
帰り道では、萩の花も咲きはじめていました♡

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