日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

ふいと来て 見るもうれしや 蓮の花

2024年07月17日 | 夏の花


電車とバスを乗り継いで30分ほどの場所に大きな蓮池のある公園がございまして、
公園のホームページには、
“先月から蓮(はす)の花が咲きはじめ、毎日新しいお花が咲き続けています。”と掲載されていました。

一昨日も朝から雨がふったりやんだりのお天気でしたが、
9時過ぎに雨があがりましたので、急に思い立って公園へ向かいました。

蓮の花が開花するのは早朝で、午前7時〜9時ごろには満開となり・・・
お昼頃には花が閉じてしまいます。

早朝から雨がふっていましたので、
満開の時間が少しでも遅れてくれることを期待しながら、
10時過ぎに公園の蓮池に到着しました。

「ふいと来て 見るもうれしや 蓮の花」

明治時代を代表する俳人・歌人「正岡 子規(まさおか しき)」が詠んだ句です。

◎ふいと→思いがけず。突然。急に。ふと。
◎蓮の花(はすのはな)→夏の季語

今年も開花が早く、咲いている花の数は少なかったのですが、
偶然にもベンチの前に待ってくれていたかのような大きくて美しい花が咲いていました。

蓮の花は、ほんとうに美しいですね♡
仏教とも深い関わりがありますね。
先日、京都でお義母さんの一周忌と新盆の法要を無事に終えることができまして・・・
ベンチに座って皆んなの笑顔を思い浮かべながら、風にゆれる美しい花たちに癒されました♡
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和を以て 桔梗の五瓣 ととのへり

2024年07月09日 | 夏の花


7月に入り、連日厳しい暑さが続いております。
くれぐれもご無理をなされませんよう、お体に気をつけてお過ごしくださいね♡

小庭では桔梗が咲きはじめました。
今年は記録的な猛暑日が続き心配しておりましたが、
ふたつの花が仲良く咲きそろいまして・・・
可愛らしい花姿に癒されております♡

「和を以て 桔梗の五瓣 ととのへり」

昭和時代から平成時代にかけて活躍された俳人「丸山 海道(まるやま かいどう)」が詠んだ句です。

◎和を以て(わをもって)→仲良くすること

◎五瓣(ごべん)→5つの花びら

“和を以て”といえば・・・
聖徳太子の十七条の憲法の第一条に記されております、
「和をもって貴し(尊し)と為す」いう言葉が知られていますね。

“何事を行うにも人々が仲良く和合してゆくことが大切である”
もうすぐパリオリンピックがはじまりますが、
先日、戦争で悲しい表情をされていた選手の皆さんの姿に心が痛みました。

悲しい戦争が一日でも早く終わりますように・・・
きっと世界中の方々が平和を願い続けていらっしゃることと思います♡
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