日本の花・花を詠んだ句

日本に咲いている四季の花・花を詠んだ句を紹介します♪

そよ風に 雲の匂ひや 夏薊

2024年06月28日 | 夏の花


今日は雨の一日ですね。
昨日までは暑い日が続いておりましので、少しほっとしています。

3月下旬ごろから友人の畑へお手伝いに行っておりまして・・・
お手伝いと言いましても、ほとんど役には立っていないのですが、
自転車で約30分ほどの場所に畑が広がっています。

畑には週1回ほどのペースで行っておりまして・・・
先日、道端に背丈が1m近くある大きな薊(あざみ)を見つけました。
とても大きな薊で、たくさんの蕾をつけて気持ち良さそうに咲いていました♡

「そよ風に 雲の匂ひや 夏薊」

大正時代から昭和時代に活躍された俳人「佐野 青陽人(さの せいようじん)」が詠んだ句です。

◎夏薊(なつあざみ)→初夏から夏の間に花を咲かせる薊・夏の季語

自転車でアップダウンのある山道を通って畑へ行っているのですが、
我が家の自転車は、変速機能がない普通の自転車で・・・
上り坂では自転車を引いて歩いています。

今月から気温が高く暑い日が続いておりましたので、
畑作業を終えた後は汗びっしょりで・・・
帰りの上り坂は大変なのですが、
山道ですので木陰を歩いておりますと、時々涼しい風が通り抜けます。
道端には紫陽花や薊などの初夏の花々が咲いておりまして・・・
季節の花々と採れたて野菜に元気をもらっています♡
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沙羅の花 見んと一途に 来たりけり

2024年06月11日 | 夏の花


6月に入り暑い日が多くなってきましたね。
こまめな水分補給を心がけながら体調に気をつけてお過ごしくださいね♡

三重県より素敵な画像とメッセージが届きました♡
“今朝、玄関を開けると沙羅(しゃら)の木の花(夏椿)が咲いていました。
毎年咲くのを楽しみにしているので、朝から嬉しくなりました。”

「沙羅の花 見んと一途に 来たりけり」

昭和時代に活躍された女流俳人「柴田 白葉女(しばた はくようじょ)」が詠んだ句です。

◎沙羅の花(しゃらのはな・さらのはな) → 日本では夏椿(なつつばき)・ 夏の季語

沙羅の花(夏椿)は、朝に咲いて夜に散る・・・
たった一日だけの “無常の花” として古くから愛でられています。

清楚な白い花には気品があり、
“はかない美しさ” に多くの人々が魅了され続けていますね♡
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