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詩と物語を紡ぎます

はつゆめ

2018-02-17 19:00:00 | daily tsukasa
    はつゆめ



つかささん、はつゆめ、みましたか?

そういえば、みていない、ような。

きようは、きゆーれき・いちがつふつか、ですよ、れつつ・とらい、わんもあ、ういず・さぼてん、なのです!

!、なるほど、そのてが、ありましたか。

はつゆめ、はつゆめ、ふんふんふん! ふじ・たか・なすび、ふんふんふん! はゆく、ねましよう、つかささん! ふんふんふん!

そんなに、こーふんしてたら、ねられませんよ。

ふんふんふん! てきーら!


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 2018/02/17 19:00
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冬水晶

2018-02-17 02:20:00 | poem
     冬水晶



月も風もない夜は氷点下の調べ
嘆き喘ぐ幽かな声が
息苦しく絡み合っては
途切れ途切れに啜り哭く

黎明の刻が凍てた土を揺り起こし
滲み出す泉水は寒冷気と契り結んで
もう一つの冬の結晶を生じせしむる
其れは季節が葬る蒼く透明な悲しみ

『愛』とは『賢者の石』と同等か
それ以上に脆く……儚いものだ

と美しきAlchemistは
白い呼吸と紅いくちづけを残し
闇に溶けて行った――刹那
『冬水晶』は一斉に、砕けて散った




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 written:2018/01/29〜02/14
 elaborated:2018/02/15〜16
 photographed:2018/01/29
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