昨日から風が止まない。
吹き付け、吹き返し、
吹き上がり、吹き下ろし、
挙句、
渦を巻いて、
壁を、叩き付けられる。
その繰り返しで、
風は止まずに、
気付いたら、
風向きだけが変わっている。
薄墨と
濃墨と
濃淡は乱れ
溶け替わり混じり変わり
ひとときもとどまらない
雲の墨流しに
予想よりだいぶ早く
小雨が落ち始めた
この雨はやがて雪になる
風向き通り空気が冷えて
大粒の雪が辺りを染める
群生する仲間と、寄り添って
群生する仲間に寄り合って
乗り越えるんだ、乗り越える
ひとりぽっち、
じゃあないよ、
わたしのあとに、
みんな、咲くよ、
なにがあっても。
雪 雪 雪 雪 雪
ゆき ゆき ゆき ゆき ゆき
あめ ゆき あめ ゆき あめ
雨 雪 雨 雪 雨
雨が、霙めいて、雪になって、
雪に、雨が混じったら、雨に、
溶けた。
そして一歩、
もう一歩だけ、
春が、すすむ、よ。
written & photographed
2020/03/28,29
impvobed
2020/03/30
琴線に触れられ、こちらこそありがとうございます。わたしもくぁんみぃさまの写真と言葉に宝と力を頂いてますよ。ありがとうございます。
雪の果て
断言は出来ませんが、気分としては、あれで忘れ雪となってもらいたいものてすね。涅槃会からも半月ぐらい経ちますしね(^^ゞ
今回の詩は、実験のため『ぶっつけ』で書いて、手直しもほとんど無しなのですが、意外と評判がよろしいようで、一寸複雑な気分です。
読んでいて、嬉しかったです。(^^)
ありがとうございましたっ!
謎お天気でした
特に最後の「春が、すすむ、よ。」
この結びで 一気に前向きになって
詩世界が動くというか開くのが いいなって思います