Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『空中ブランコ』

2008-05-11 12:40:22 | 読書

2008 No.6   5/5~5/6



作者:奥田英朗(文春文庫)



評価・・・★★★★★ 5.0



ハチャメチャな精神科医・伊良部のシリーズ第2作。
おもしろすぎます[E:happy02]   


なんど爆笑したことか[E:happy02][E:happy02][E:happy02][E:happy02][E:happy02]
もう最高におもしろかったです。
本作には5つの短編が収められていますが、個人的に特におもしろかったのが表題作の『空中ブランコ』と『義父のヅラ』です。

『空中ブランコ』は、突如演技ができなくなってしまったサーカス団員のお話です。彼の不調の原因は、彼は相棒のせいだと思っているものの、実は彼自身の心の中の問題のせいで、その辺も興味深いところですが、なんと言っても空中ブランコに挑戦する伊良部と周囲の人の反応がおもしろかった! 

『義父のヅラ』は、義父のカツラを外したいという欲求に悩む精神科医のお話です。彼は伊良部と大学の同級生で、伊良部の大学時代のエピソードも出てきます。
そして、伊良部が彼に施すとんでもない「治療」がまたおもしろかった!


もっと伊良部シリーズが読みたいなー[E:book][E:shine]と思ってたら、文庫コーナーの“講談社文庫の100冊”コーナーで、奥田英朗さんの長編『邪魔』の上下巻があったので買っちゃいました。厚めの文庫で、字もぎっしり! 伊良部シリーズとはまた違う味わいの作品のようですが楽しみ[E:note]
でも、その前に先に読みたい本があるので『邪魔』はしばらくおあずけです。



長崎限定 ビードロキティ

2008-05-06 22:13:40 | ご当地キティちゃん

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このブログに何度かコメントしてくれた友人・のんちゃんにいただいたキティです。
ピンクの市松模様の着物を粋に着こなしたキティが吹くビードロは、完全な透明ではないものの、半透明になって柄もきちんと入っています。
いい仕事してます![E:happy02]



私は長崎には2度行ったことがありますが、そのときに買ったビードロは大切に飾ってあります。最後に行ってから、もう10年は経つので、また行ってみたいです。


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猟奇的な彼女(2)・(3)

2008-05-05 23:05:04 | SMAPのドラマ・映画
第2話と第3話の感想をまとめて書きます。
・・・と言っても、感想書きづらい
ハッキリ言って、剛くんが主役じゃなかったら第3話でリタイヤです(爆)
三郎の気持ちはハッキリしないし、凛子はどうしても猟奇的というか自分勝手な暴力的な女にしか思えないし。
凛子については、三郎をさんざん振り回してるくせに、いなくなった元カレのことで悲しむ女の子の表情を見せられても、感情移入なんてとてもできないし。
三郎については、いくら凛子に振り回されたせいだとしても、南との約束をさんざん破って南を振り回してヒドイ男だ! 第3話ではベランダに閉め出されて南との約束に間に合わないと焦りまくっていたけど、全国の茶の間で、
「ベランダから降りんかい!!!!!」
と叫んだ人がどれだけいたことでしょう
三郎と凛子の二人よりも、南と教授の二人の今後のほうが気になるわ

第2話では、ドラマ「ガリレオ」のパロディがありました。剛くんの(福山ガリレオとは違って)ア○顔には思わず爆笑してしまいましたが、これはDVD化されるときに、いろいろ著作権とかの問題で難航する羽目にならないのか気になります。「ガリレオ」は他局のドラマだから・・・
って、DVD化されたら買うのか私 剛くんの出てるドラマだから買うんだろうけど、今の時点では買うのはちょっと抵抗あるなぁ

来週の第4話では、菜の花畑のシーンがあるんですね。絵的にはキレイなシーンですよね。ちょっと楽しみです。

しかし、同じTBSであの橋部敦子さんが脚本書いてるのに(『Around40』)、剛くんと橋部さんのタッグが再び見られなかったのが残念でなりません。

『地下鉄(メトロ)に乗って』

2008-05-05 19:56:38 | 読書

2008 No.5   4/23~5/5



作者:浅田次郎(講談社文庫)



評価・・・★★★☆ 3.5



「読みかけの本を読破する!」という連休中の目標が1つクリアできました。   


中盤あたりで、一時は読むのを投げ出そうかとも思ったのですが、後半はおもしろく読めました。
地下鉄を介して、またあるときは夢の中で、現在と過去を行き来して・・・というファンタジー色の強い作品です。
一方、戦前・戦時中・戦争終了直後・東京オリンピックの時代を知っている読者にとっては、この物語は非常にノスタルジーを感じさせる作品だったんでしょうね。
私としては、主人公と恋人(実際には愛人)みち子の関係よりも、父親と亡くなった兄との関係の行方が気になるところでしたが、まさか終盤が近づくにつれてみち子があんなに深くストーリーに絡んでくるとは思いませんでした。
「すべてうまく収まって大団円♪」とならないところが大人テイストなのかもしれませんが、わたし的にこの作品には大甘でもハッピーエンドで終わってほしかったなぁ。