すすき灰を使った釉薬、複雑な白の中に、ぽつぽつと茶色の点が見られます。
すすき灰の中に鉄分が含まれていて、それが茶色に発色するようです。

自然のものだし、これはこれで好きなのですが、少し抜くことができたらもっといいかもと思っていたのです。

完成したのはこちら。
下にバケツを置いて、斜めにして、上から釉薬を流すと、裏側に貼った磁石に鉄分がくっついて残るのです。

今夜はスーパームーン。

自然のものだし、これはこれで好きなのですが、少し抜くことができたらもっといいかもと思っていたのです。
でも、どうすれば?
そんな時、いつも楽しみに拝見している
川瀬隆一郎さんの動画で、磁石を使って鉄分を除く方法が紹介されていました。
釉薬のバケツの中に磁石を入れてぐるぐるかき混ぜてから取り出すと、磁石に砂鉄状の鉄がくっついて来るのです。
おぉぉ、なるほど!と思いましたが、自分の中にはそういう発想が全くなかったのでびっくり。
目から鱗でした。
川瀬さん、ありがとうございます!
その後、脱鉄装置を作って釉薬を流して鉄分を除くという動画がUPされ、
もしも2回目にすすき灰を焼いてみて、1回目(お試し時)と同じ焼き上がりだったら、3回目は私も脱鉄装置を作ってみようと思いました。
川瀬さんは雨どい?とAmazonで購入されたネオジウム磁石で
『ハイテク脱鉄くん1号』を作られていましたが、
私はYahoo!ショッピングで買った送料込み
30枚580円の小さなネオジウム磁石と、100円ショップのPP板1枚と、布粘着テープで小型サイズの装置を作ってみました。
製作途中。
PP板の裏に磁石を貼っていきます。

完成したのはこちら。
名前は「てっちゃん」。
シンプルな作りだけど、できる子です(笑)。

下にバケツを置いて、斜めにして、上から釉薬を流すと、裏側に貼った磁石に鉄分がくっついて残るのです。
YouTubeで配信されている「脱鉄」についての川瀬さんの動画は
kawasemi.co
の、2020年3月6日、3月11日をチェックしてみてください。
「てっちゃん」でさらっと脱鉄してみたすすき灰のうつわ、明日窯出しします。
どきどき。
まさか自分の陶芸生活に、ネオジウム磁石だの、pH試験紙だのが登場するなんて。
あぁ、なんだか楽しいです♪
午後の空にはこんな風変わりな雲が広がっていました。

今夜はスーパームーン。
雲が切れて、今年いちばん大きな満月を見られるといいですね。
いやいや、私の創意工夫ではなく、学ばさせていただいている方々の経験と努力の賜物なのです。
長い間かけて得られた貴重な知識を惜しむことなく発信してくださっていることに心から感謝すると共に、ただ漠然と受け止めるだけではなく、それを自分なりに精いっぱい仕事に生かしていかなければと思っています。
それはそうと、夏前にお会いできるかも、なのですね。
わーいわーい♪♪♪
歌の練習、しておかなければ。
うつわにも、MIHOさんにも、たくさんのドラマが隠されていて、だからこそ魅力的なエネルギーを放つのですよね~。
夏になる前に、おじゃまする決意です💓