ずっと行きたいと思っていた
上ノ大作さんの個展に、今日やっと行くことができました。
2日から始まっていたのに、窯出しだ冬支度だとバタバタ続きでなかなか伺えず、気がつけば今週末で終了!というところまで来てしまいました。
上ノさんは、あの『窯小屋に雪解け水が流れ込んだ事件』の時に札幌陶人社の柴田さんと一緒に窯の修理と改造に来てくださった方です。
札幌での陶芸の個展はなんと9年ぶりだとか。
いちばん見たいと思っていた民族楽器。
きれいなかたちと色。
陶芸体験工房時代に毎週熱心に通って来られていた利用者の方が「つぼ太鼓を作りたいの」と、一生懸命作られていたのを懐かしく思い出しました。
焼き締めのうつわが大好きなので、しかも北海道の土を使っていらっしゃるので、テンション上がりっぱなしのワタクシでした。
バスが1時間に1本しかないこともあって、ゆっくりじっくり見せていただきました。
↑こちらの写真の奥にある・・・
白の矢印の作品。
本来は赤の矢印の作品のように直立するはずだったのが、窯の中で倒れて湯のみ茶わんとくっついてしまったのだそうです。
こちらのギャラリーのメインの展示室は四角ではなく台形になっているのですが、上ノさんは部屋のかたちに合わせてご自身で作品の展示台を作られたそうです。
すごく大きくて立派な台。
ギャラリーに備え付けられているものだと思っていたので、びっくりしました。
台にはいちめんに荒砂が敷き詰められていて、木の熊手を持った上ノさんが時々京都のお寺の庭にあるような砂紋をつけていらっしゃり、小さな枯山水のお庭を見ているような気持ちになりました。
今日私が購入させていただいたのはこちらのうつわです。
ひとつのうつわでいろんな景色が見られて、とても楽しいです。
ぜひぜひお出かけくださいね。
入り口付近に小さな小さなカエルが置かれていますので、探してみてくださいね♪
上ノ大作 個展
SELF-PORTRAIT Ⅱ
開催中~11月24日(日)
11:00~18:00
GALLERY MoNMA
札幌市中央区旭ヶ丘2丁目3-38
TEL011-562-1055
www.g-monma.com