我が家のすぐ近くにある、人気のパン屋さん。
大学生の長男を、昼過ぎに、バス停まで車で、お迎えに行った帰り、
パン屋さんに寄り道。
下宿で、ひもじい思いをしているだろうからと、
「好きなもの買っていいよ。
でも、食べるのは、スケッチしてからね。」
三男が、学校から、帰って来る。
「食べていい??」
「ダメ。スケッチするから。」
「じゃぁ、何食べたらいいの?」
「今から、チャーハン作ってあげる。」
スポーツクラブに通っているこの息子には、オヤツというより、
中間食という感じのものを、毎日夕方に、食べさせている。
夕食前、長男「ねぇ~、もう食べてもいい??」
「まだダメ、描いていないから。」
「えぇ~!まだ描いてないの!?」
「仕事が、忙しかったから。」
「・・・・・」
次男が帰って来る。
たくさんのパンを見て。
「うまそうだなぁ~、食べていい??」
「ダメ。まだ、これから描くから。」
かなり時間が経って、連れ合いがご帰還。
「ちょっとだったら、いいじゃない~」
「ダメ。まだ、色塗ってないから。」
家族を押しのけて、美味しいものをスケッチするのも、大変だ。
いやぁ~
美味しいものをスケッチする母親を持った、家族が大変なのか?