環境、エコなどは、時代の中心的話題になっているが宮本憲一氏の著書の中で
ちょっと苦言を呈しているくだりを見つけましたので紹介します。
「環境技術や環境産業が発達すればするほど大量生産、大量消費を容認することになり得る可能性があるのです。・・・(中略)つまり廃棄物を資源にするということは今までゴミと言っていたものを資源にするということ。
このことが新しい環境政策のように言われるが、そうなると大規模にゴミがでてこなければいけない。
企業として儲かる、どんどん大きくしようと思えば消費を少なくして
廃棄物がでなくなってしまったら、もうその産業は成り立たないわけだから。
たとえば、かつて300人ぐらいだった環境対策の自治体職員が、
今は1万2000人ぐらいになっている。
これは悪いことではないが環境問題をなくしていけば不必要になる職員数がどんどん増えて、その職員を維持しようと思うと環境問題は常に起こっていなければならない。・・・」
環境政策は大きな矛盾を抱えており環境を守るという本質を見極めなければならないということだろう。この他の著書で「都市環境というものを破壊したものは車社会なのだ」という話には「なるほど」と頷ける。
あっという間に読んでしまった。
大型連休をフルに旅行で満喫されている方は大勢いらっしゃるのでしょうね。
私は休みが1日だけですので近くの温泉にでもつかりながら読書がせいぜいでしょう。
しかし湯につかり本読んで転寝するのが私のささやかな幸福の時間なのです。
ちょっと苦言を呈しているくだりを見つけましたので紹介します。
「環境技術や環境産業が発達すればするほど大量生産、大量消費を容認することになり得る可能性があるのです。・・・(中略)つまり廃棄物を資源にするということは今までゴミと言っていたものを資源にするということ。
このことが新しい環境政策のように言われるが、そうなると大規模にゴミがでてこなければいけない。
企業として儲かる、どんどん大きくしようと思えば消費を少なくして
廃棄物がでなくなってしまったら、もうその産業は成り立たないわけだから。
たとえば、かつて300人ぐらいだった環境対策の自治体職員が、
今は1万2000人ぐらいになっている。
これは悪いことではないが環境問題をなくしていけば不必要になる職員数がどんどん増えて、その職員を維持しようと思うと環境問題は常に起こっていなければならない。・・・」
環境政策は大きな矛盾を抱えており環境を守るという本質を見極めなければならないということだろう。この他の著書で「都市環境というものを破壊したものは車社会なのだ」という話には「なるほど」と頷ける。
あっという間に読んでしまった。
大型連休をフルに旅行で満喫されている方は大勢いらっしゃるのでしょうね。
私は休みが1日だけですので近くの温泉にでもつかりながら読書がせいぜいでしょう。
しかし湯につかり本読んで転寝するのが私のささやかな幸福の時間なのです。