今や持ち主不在の机の上をなんとなく漁っていたら、模試の結果表が出てきた。
北海道大学・・・、合格確率判定、・・・Ⅽ?
彼が高校三年の時だから、凡そ4年前の資料だ。
思い起こしてみれば、彼は北海道大学志望だったんだよな。
「何故、北海道?近くで楽に入れるガッコがなんぼでもあるじゃん」
当時、幾度となく繰り返される私の問いかけに彼は、
「誰も自分を知らない土地に行きたい」
とのたまわったものだった。
その当時は知る由もなかったが、その頃の彼は自分の存在理由に疑問を持っていたらしかった。
結局彼はその年北海道大学に落ち、一年浪人後、東北大学に入学することになるが、まんまと「誰も知らない土地云々・・・」という点については成功したようだ。
先日帰省した際に、それとなく卒業後の進路について聞いてみたら、「地元と東京以外の関東・・・」と答えた。
「そんなに地元が嫌なの?」
と聞いたら、
「何でも関わりを持ちたがるこの土地が嫌い!」
と、のたまりやがった。
・・・・・SNSでは頻繁に地元の友達と交信していることを知っているんだぞ。
私は疑問を持ったが、口には出さなかった。
と、いう訳で誰に育ててもらったんだという恩も顧みらずに相も変わらず”我が道を進む”という選択肢を選ぶ彼だけれど、仕方がないよなぁ。
私が若いときもそうだったから。
紛れもなく自分の息子だと実感。
・・・・・遺伝なのかな。
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