阿蘇の草原は草が芽吹く前に野焼きが行われて来ました。
ここは俵山のすそ野です。西原村の農産物が売られている「萌の里」の近く、ポピーの種まきが終わったばかりでしょうか、畑が見えます。この畑は秋にコスモスが咲いていました。。ブログに書いた「捨てられた山羊たち」の話の舞台です。
野焼きが行われなくなった阿蘇の草原は荒れていきます。灌木と笹竹に埋まり、人が入ることができない山になってしまいます。
野焼きは日曜日に実施されます。消防団の方や農家の若い人たちが、仕事を休める日に行われるからです。風が強い日は実施されません。雨はもちろん、前日が大雨でもダメです。枯草が湿っていると火をつけるのが難しいからです。
炎が10メートルくらい上がっているのがわかりますでしょうか。
怖いです。離れていますがパチパチ篠竹が焼ける音が聞こえます。
「萌の里」では春休みに観光野焼きをやっていましたよ。でも今年はどうかしら。草地が一所「萌の里」のために残してありました。夕方残照の中で赤々ともえる草原は幻想的でしたよ。
山も崩れたので、人が登れる状況ではないかもしれませんから、野焼きは無理でしょうか。でもいつか元の草原に戻る事でしょう。
私も山にはまだ入っていません。草原の草花を見に行ける日を、楽しみに待つことにしましょう。
「萌の里」の野焼きからまもなくの草原です。先に野焼きが行われたところは草が青く芽吹いていますね。
こうして毎年の草が育つのですね。蕨が頭を持ち上げています。写真はすべて地震の前のものです。