庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

なにわいばら切りました

2017年02月07日 | 

見た目には可憐な白いバラ。

鋭いとげが悩みの花でした。ナニワイバラ。

成長が早いので、枝の剪定もこまめにやりました。その枝が大変です。

一年くらいは硬いまま残っているため、指先を傷つけることしばしば。

他の枯草や落ち葉は腐葉土に変わっていても、この硬いとげはしっかり残っています。

土を触っているだけなのにとげが刺さってしまうのでした。

 

 じつはこの写真は、2016年4月19日の写真です。

我が家の近くの我が家に来る道はこのようになっていました。

18日の夜に電気は回復しましたが、車中泊をしていましたので、

花の世話は全くできずにいました。

軒下に家の中から集めたものを並べていました。

あまり悲観することなく、5月を迎えましたので幸運な被災生活だったと思いました。

写真はそのころ咲いていた花たちです。

 

 


お気に入りのブログ   毎日読んでいます

2017年02月07日 | 旅行

  

 

 

 「気ままに何処でも万葉集」

  このブログのタイトル通り

  「古のときを生きた人の息遣いがそのままのこされている。」

  わかりやすく、丁寧に、写真や絵をふんだんに入れて説明してある。

  歴史の新しい見方を提示している。

  人に話せる万葉集になる。

  読むと歴史感が変わるでしょう。

 

 

 

 


黒豚と私は同じ被災者だったのに   

2017年02月07日 | 野の花

  

    あの日(2016年4月16)夜が明けて愕然としたと思うのですが、あまりおぼえてはいません。

   頭は次のことばかり考えていました。コンクリートブロックを探して、かまどを作り、

   ご飯を炊くこと、   湯を沸かしてお茶を飲むこと。

   雨露をしのぐ場所を確保すること、しなければいけないことは山ほどありました。

   家の中から使えるものを   探すのも一苦労。

   そんなおり、黒豚が我が家の庭に入ってきました。

   庭のあちらこちらを、鼻先で掘り返していたのです。その時の写真はありません。

   あまりの驚きで黒豚を追い払うことしか頭になかったから。

   これは別の日の写真です。

  「ぶーこ」 「家におかえり!」「ここにきてはだめ!」

  可愛そうなブーコだったのに、同じ被災者だったのに。私はその時、

  自分のことしか考えられなかった。反省、はんせい、ハンセイ。

   自分のブログでは「プロフィール」の写真を黒豚のブーコにしています。

   ブーコと私の共通点を忘れないように。

   もちろん私とブーコにそれ以上の共通点はありませんよ。

  ブーコはある日私達の前を通り過ぎて、に向かってどこまでも行ってしまいました

  「山に行ってはだめ!」  「帰っておいでブーコ」

  ブーコが行ってしまった山道に「だいぎり」の花が満開でした。