庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

損壊した水路   4月22日の朝

2017年02月13日 | 西原村, 熊本県,

4月22日朝

避難場所から大切畑に向かう道を通って家に帰る。

この迂回路は地震以来初めて通った。

(前夜、大雨の予報で、避難指示が出ていたため、指定避難場所に避難していた。)

狭い農道をすすんでいって見えたい光景。

大切畑のダムの水が壊れた水路からいっきに流れて、田畑を壊していた。

4月16日には、ダムの堤防に亀裂が入り、決壊の恐れがあると下流域の集落には避難命令が出たが、

幸い決壊の前に水が抜けたのだった。

この光景を初めて見たときには絶句。

水が抜けた大切畑のダム。地震前は湧水が流れ込むきれいなダムだった。

さらに、。

ほとんどの家が倒壊していた。

集落の向こうに大切畑大橋が見える。

 

 この集落では11人が倒壊した家に閉じ込められたのだが、全員を消防団という

村の男たちが助け出したのだった。そして3日間炊き出しをしながら助けあって生きた奇跡の集落だった。

 

        今年もミツマタの花が咲くだろう。