4月22日朝
避難場所から大切畑に向かう道を通って家に帰る。
この迂回路は地震以来初めて通った。
(前夜、大雨の予報で、避難指示が出ていたため、指定避難場所に避難していた。)
狭い農道をすすんでいって見えたい光景。
大切畑のダムの水が壊れた水路からいっきに流れて、田畑を壊していた。
4月16日には、ダムの堤防に亀裂が入り、決壊の恐れがあると下流域の集落には避難命令が出たが、
幸い決壊の前に水が抜けたのだった。
この光景を初めて見たときには絶句。
水が抜けた大切畑のダム。地震前は湧水が流れ込むきれいなダムだった。
さらに、。
ほとんどの家が倒壊していた。
集落の向こうに大切畑大橋が見える。
この集落では11人が倒壊した家に閉じ込められたのだが、全員を消防団という
村の男たちが助け出したのだった。そして3日間炊き出しをしながら助けあって生きた奇跡の集落だった。
今年もミツマタの花が咲くだろう。