庭と花の物語*西原村

小さな村の小さな庭やそこで育った花々を紹介します。季節の移り変わりとともに。

地震後のある日   崩れた道路

2017年02月09日 | 熊本地震

4月11日の庭の片隅にヒトリシズカが咲いていました。

クサボケ

日本固有種のボケです。ボケの花は次々に咲くので、長く楽しめます。

50年くらい前には土手の隅に、この花は多くみられました。

草刈りで上部はカットされてしまうので、地面に這うように生えていました。

ほとんど踏まれながら咲く花でした。

田んぼや畑の農地整理が進んだあとは見なくなりました。

丈が高くならないので重宝な花木です。

 俵山トンネルに向かう道は途中で崩れていました。

「萌の里」から100メートルくらい阿蘇方面に進んだあたり。

5月13日に見に行きました。それまでは余裕がなかったのかなあ。

なかなかここを見に行けませんでした。

どれだけ揺れたんだと改めて思う光景。

あの夜(2016,4,16)は1:56まで揺れが続いたので動けませんでした。

30分揺れてたわけです。激しい揺れとゆっくりした超周波のゆれが交互に来たのです。

その間、咽喉がカラカラになりました。たぶん血液どろどろになっていたでしょうね。

庭にクリンソウが花盛りでした。

 


西原村の人のすごすぎはどこから?

2017年02月09日 | 西原村, 熊本県,

 

美しい村です。

水と空気がきれいな村です。

道野辺に日本の山野草がたくさん残っている村です。

野菜がおいしい村です。  水と空気と野菜を作る人、三つがそろわないと

美味し野菜はできません。  このことを実感する数か月でした。

道路が通行止になり、迂回して狭い集落の道を通りました。

日に何度も通ります。今ではわたしのメイン道路ですから。

 昨年の5月6日の写真です。

このころ私はこの道をとおるたびに涙が流れました。

それは静かであまりにきれいだったからです。

ゴミも瓦礫も落ちていません。石垣は崩れていますが、車が往来できる幅は片づけてありました。

赤い張り紙が見える建物は「立ち入り禁止」の判定がついたもの。

狭い道のほとんどの石垣は損傷していました。

掃除までしている道、ほかの車のために片方に寄せられた石、通行している人からはけして見えない家庭ごみ

村の人たちの長い間の暮らし方、毎日の生活の姿が見えませんか。

西原村の人  すごすぎ  ですよね!!

だから野菜はおいしい。 実感したのです。

母が愛した肥後椿の侘助をさいごに載せました。

侘助