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人をけなしたり批判するのが好きな人、マイナス思考の人は脳に損傷をうける。
近年、我が国では高齢化の進展とともに、認知症の人数も増加しています。
65歳以上の高齢者では平成22年度の時点で、7人に1人程度とされています。
65歳以上の認知症有病者数、496万人、全体の約15%と増加の傾向にある。
(資料:厚生労働省)
痴呆になる、その要因のひとつとして、
フィンランドの研究者が最新の研究で、
東フィンランド大学の脳神経学者、アンナ・マイヤ・トルパネン博士率いる研究チームが
皮肉屋で人を信用しない人は、認知症になる危険性が高い傾向があることを発見したそうだ。
平均年齢71歳の1449人を対象に、
世間や他人に対する皮肉・批判度を測る質問をして、同時に認知症のテストしてみた。
質問の内容は、
「出世するためにみな嘘をついている」
「人は信用できない」
「人は自分の利益になることにしか積極的に動かない。」など
その結果、
人をけなしたり批判するのが好きな人、利己的な関心だけでしか動かない、人を常に疑い誰も信用できない、
と強く信じている人は、脳に損傷をうけ、それほどでもない人の約3倍も認知症になるリスクが高い ことがわかった。
※(この数値は高血圧、高コレステロール、喫煙などの認知症に影響を与えるものを調整した後のもの。)
トルパネン博士は、皮肉な性格と認知症を結びつける科学的な証拠はまだはっきりしないが、
この結果は、
個人の性格や世の中の見方が、その人の健康、さらには脳にまで、なんらかの影響を与えている、
ある程度の証拠を示しているという。
あなたは性格的に、
よくいやみを言ったり、批判するほうだろうか?
人を疑い常に疑心暗鬼になっているだろうか?もしそうだとすると、
自分で自分の脳を傷つけていることになるかもしれない。
参考文献
Distrusting and Cynical? You May be Hurting Your Brain: Dementia Linked to Cynical Distrust
Science World Report
http://www.scienceworldreport.com/articles/15059/20140529/distrusting-cynical-hurting-brain-dementia-linked-distrust.htm
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