念 １

一般の方達にとってはあまり聞き慣れないと思いますが、“念”というのは、とても厄介な物なのです。

この「念」というのは、我々人間は誰でも出せるものなのです。

私たちが思った『想い』というものが具現化されるというか、その人の事を考えたりすると、すぐ念がその人に飛んで行ってしまうそうです。

当然ながら、念の種類には善い物と悪い物が存在します。

善い念とは、好きな人の事を考えたときなどに出るプラスの物で、人を癒したりする力があります。

逆に悪い念とは、「チクショー」とか「あの野郎」とか「死ねぇ」みたいな、恨みや妬みなどのマイナスの感情を持ったときに出るものです。

受けた人のオーラが薄かったり、霊感が強かったり霊媒体質だったりすると、体調が悪くなったり、体がかゆくなったりなどの異変を起こさせます。

最悪、人を呪い殺すようなものもあるようですので、念といえども、全く侮れないのです。


ただ殆どの人は何も知らないため、知らず知らずのうちに念を出しています。

釈迦さまも「念を送る者は成仏できない。」とおっしゃっておられます。

それはおそらく、念を出すということは、よほどの強い想いが出す人にあるからであり、人を苦しめるほどの強い念というのは、よほど相手を憎んだり妬んだり恨んだりするから出るのだと言えます。

このように人に対し「あいつなんか死ねばいいのに」とか「不幸になれ」とか思う人が、良い行いをしているとは思えません。

考え方が良くないから、人生も人相もドンドン悪くなり、魂も凄く汚れてしまうため、成仏できないのだと思います。

続く

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