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Musica♪(^ 0^)ノ⌒☆Todos os dias

『あぜ径』 岩田健三郎著 

2006-02-17 | 私的コレクトBOOKS

ぬくぬく散歩
でもご紹介した岩田健三郎さんの画集です!岩田さんのつづった文と版画がほんとーに染み入ります。「心にしみる」ってこういうことかぁっと納得なのです。



ぬくぬくと、ねんねこにくるまっておった頃のことを、実際には覚えておらん。おらんけれども知っている。知っている証拠に、そうでなくて、なんで人にあたたかい気持ちで思いやれたりできるんやろう。
いらんものを捨てて、いっぺんスッポンポンの自分になったら、ぬくぬくと包まれておった、言葉を持つ前の自分になって、そうして他人(ひと)とぬくぬくと無条件に思いやれる気になれるやもしれん。
なんや一人で、冬をかかえこんでいるような気になっている夜に、など。


岩田健三郎版画集 「第六章 ふるさと短信 いろはかるたより “ぬ”」
制作 雑木社


岩田さんの奥様が設立された姫路市の水上村の川のほとりの美術館に行ってみたいなぁ。。。ふらりっと“姫路の路”歩いてみたいなぁ

“バリの農民は、自分たちの足元を掘ることで、いっそうバリ島の農民になり、世界の中の、そこにしかないオリジナリティーを歌っている。
ぼくらは、どうやろう?
(バリの農民より 抜粋)


コメント
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