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『ホテル・ハイビスカス』

2006-04-08 | 映画ってホントに…
沖縄に行ってみたい。サンシン背負って乗り込みたい。。。っとずーっと言ってる。周囲の人たちも「また言ってるよ」って思っているに違いない。どうしても年中行事が多すぎて日取りが決められないのだ。雑誌やら本やら、沖縄の情報はたくさん持っているのにねぇ。

っとゆーことで、沖縄の映画を見る。客室が一つしかない『ホテル・ハイビスカス』。『ナビィの恋』で一躍有名になった中江祐司監督作品だ。主役は天真爛漫!うーまくな女の子!(“うーまく”って沖縄の方言で「おてんば」って意味)と稼ぎは少ないけど三線自慢の父ちゃん、昼間はいつも髪にカーラーを巻いて夜のお仕事に出かける母ちゃん、ヤギの世話をするおばぁ(平良とみ)、お父さんが違うにぃにぃ&ねぇねぇ。とっても幸せで楽しい家庭なのだ。
映画の内容は、ゆる~く楽しい中にも、この家族の生活の中にある沖縄の精神文化を知ることが出来る構成になっている。おじぃ、おばぁを敬い、ご先祖さまを尊ぶ心に感動する。そして、ガジュマルの木に宿るというキジムナーをめぐる子ども達の冒険も織り込まれ、その純粋さに懐かしさを感じる。
海や風、島唄と三線の音がとっても心地よい。その半面、悲しきかな、米軍基地から聞こえてくる銃声や戦闘機の音も島のサウンドスケープのひとつなのだ。とりわけ印象的だったのは、みえこ(主人公)が友達とケンカして石を投げたことに父ちゃんが怒って語った言葉だ。「人に石を投げたり、棒で叩いたり、それが大きくなって戦争になるんだそ!」そう、沖縄は太平洋戦争で激戦地だったのだ。(沖縄戦)

みえこ役は、なんと!3000人の中から選ばれた蔵人穂波ちゃん。演技を越えている・・・っと思ったら“地”なんだとか。すっごく子どもらしい子どもで、見ていてハレバレした気持ちになって、私も“うーまく”になった。彼女が描く絵やおっもしろい替え歌も見所の一つだ。そう、子どもって落書きや替え歌好きだもんね。ファンタジーとドキュメンタリーの交差点的映画だった。

どーも都会にいると細かいトコロに神経質になってしまってイカン!もっともっと大きなひろ~い心で大切なことを捉えて生活したいなぁっと思ったりした。原作コミックは仲宗根みい子の「ホテル・ハイビスカス」。こちらも読んでみよっか。
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