ちょうど8月のこの時期、京都六波羅蜜寺周辺はお盆の行事が行われるのでたいそう賑やかになります。六波羅蜜寺は951年に空也上人が創建し、当初は西光寺といわれていました。その後空也上人の弟子である中信が再興して寺名を六波羅蜜寺に改めました。
六波羅蜜寺の宝物館には有名な空也上人像や平清盛像とならんで二体のお地蔵さんが安置されています。その呼び名に興味を惹かれました。
一体は「夢見地蔵」といい鎌倉時代、運慶の作です。こちらのお地蔵さんは、あるとき運慶の夢の中にあらわれそれを運慶が基に造像したということです。まことに眉目秀麗、二枚目俳優といった感じです。
夢見地蔵
もう一体は「鬘掛地蔵(かずらかけじぞう)」です。平安時代の定朝作とされています。その昔、父が商用で遠くへ行っているときに母が亡くなり、ひとりで難儀している娘がありました。葬儀も出せず困っていると旅の僧侶が来て娘の代わりに葬儀一式の面倒をみてくれました。どちらにいらっしゃいますかという娘の問いに僧侶は「愛宕(おたぎ)の里」だ答えました。
父が戻ると娘は事の次第を話します。二人は早速かの僧侶にお礼を言うため愛宕の里を訪ねまわりますが、僧侶は見つかりませんでした。あきらめて帰ろうとして最後に六波羅蜜寺にお参りをするとお地蔵さんの左手に何かがかかっています。目を凝らして見ると、それは鬘でした。いぶかしく思って手に取るとそれはなんと葬送のとき母の棺おけに入れた鬘でした。あのとき助けてくれた親切な僧侶はこのお地蔵さんの化身であったことを知り父娘が感涙にむせんだということです。地蔵は今でも鬘を手に持っているということです。
鬘掛地蔵
地蔵菩薩はお釈迦様が入滅した後、弥勒様がこの世に現れるまでの長い無仏の期間に衆生済度を託された仏様です。そんな訳で地蔵菩薩はわれわれの一番身近にいらっしゃいます。また忙しく六道(天界、人界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界)を往ったり来たりするので、格好も他の菩薩とは違って「声聞形」という僧の格好をしています。衆生救済のため何処へでも飛んでいけるような身軽な服装をしているのでしょう。
六波羅蜜寺の宝物館には有名な空也上人像や平清盛像とならんで二体のお地蔵さんが安置されています。その呼び名に興味を惹かれました。
一体は「夢見地蔵」といい鎌倉時代、運慶の作です。こちらのお地蔵さんは、あるとき運慶の夢の中にあらわれそれを運慶が基に造像したということです。まことに眉目秀麗、二枚目俳優といった感じです。
夢見地蔵
もう一体は「鬘掛地蔵(かずらかけじぞう)」です。平安時代の定朝作とされています。その昔、父が商用で遠くへ行っているときに母が亡くなり、ひとりで難儀している娘がありました。葬儀も出せず困っていると旅の僧侶が来て娘の代わりに葬儀一式の面倒をみてくれました。どちらにいらっしゃいますかという娘の問いに僧侶は「愛宕(おたぎ)の里」だ答えました。
父が戻ると娘は事の次第を話します。二人は早速かの僧侶にお礼を言うため愛宕の里を訪ねまわりますが、僧侶は見つかりませんでした。あきらめて帰ろうとして最後に六波羅蜜寺にお参りをするとお地蔵さんの左手に何かがかかっています。目を凝らして見ると、それは鬘でした。いぶかしく思って手に取るとそれはなんと葬送のとき母の棺おけに入れた鬘でした。あのとき助けてくれた親切な僧侶はこのお地蔵さんの化身であったことを知り父娘が感涙にむせんだということです。地蔵は今でも鬘を手に持っているということです。
鬘掛地蔵
地蔵菩薩はお釈迦様が入滅した後、弥勒様がこの世に現れるまでの長い無仏の期間に衆生済度を託された仏様です。そんな訳で地蔵菩薩はわれわれの一番身近にいらっしゃいます。また忙しく六道(天界、人界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界)を往ったり来たりするので、格好も他の菩薩とは違って「声聞形」という僧の格好をしています。衆生救済のため何処へでも飛んでいけるような身軽な服装をしているのでしょう。
ありません。 本来なら、新潟に帰郷する予定でしたが
仕事の都合もあって行けなくなったのです。
ので、お盆には本願寺に行こうかと思いながら、暑いので
思案中・・です。 お地蔵さんなら、今年は19・20日に
地蔵盆があります。 子供のお祭りですもんね。
西国三十三所の十七番札所です。ともやさんの巡礼歌は「身を捨てて 心捨て生きたひと 空也の名こそ ぼくのあこがれ 捨ててこそ 捨ててこそ・・・」でしたね。十八番の頂法寺(六角堂)、十九番の行願寺(革堂)の三箇所はホント街ん中のお寺です。他所さんに比べるとごく気軽にお参りできるお寺さんです。
それというのも、いいご縁を授かることでも有名なお寺さんのようで、ご住職さんらしき方が、「いいご縁があると思いますよ」と言ってくださいました。
ところが、ご本尊(私め)にその気がなかったもので、仏さまはやれやれとご覧になっていたと思われます。
数十年経った今でも、毎年、寄進の振込用紙とともに暦が送られてきます。寄進はせず、暦だけ有難く頂戴しています。m(___)m
私ののお寺では二十日が地蔵本です。擦れも朝の10時半です。何か、夕方でないと気分が出ませんが…
>たそがれ様、あとは那智山青巌渡寺へのお参りで満願ですね。当方はまだまだお参りしていないお寺さんの方が多いんです。こらからボチボチとお参りしていきます。