万吉の神奈川ジュニアユース情報

2010年、BANFF横浜ベイJYに入団する息子の活動を通してジュニアユースサッカーを紹介していきす。

審判の話 ルールが紳士を育む

2011-01-25 07:48:07 | サッカーの話
この前のWHITEの試合でREDカードが2枚出た。審判も大変だよな、と思っていたら、ワールドカップで笛も吹いた岡田さんの記事を見かけたのでちょっと報告。

1863年までサッカーの統一ルール(FAルール。イングランドフットボールアソシエーション)はなかった。スポーツが紳士教育の一環として学校で取り入れられたことで自主性が重んじられていた。
その後、ケンブリッジ大学の学生達が出身地ごとにルールが異なることに気がつき統一ルールを作り、それがFAルールへと発展していたとのこと。
当時は紳士のたしなみとしてフェアープレー精神が生きていてルール厳守は当然。試合は双方のチームから出たアンパイアが杖を振りながらすすめていたとのこと。

ところが、1871年にFAカップが始まるとガラリと変わる。
サッカーで名声が得られるようになると意図的な不正や反則行為が多くなり、判定にも文句をつける場面が多くなり収拾がつかなくなってしまい、その結果、中立の2人のアンパイアをピッチ内に置き、意見が一致しないとピッチ外のレフェリーが判定に加わるようにしていった。

そして、1890年に旗を持つ線審と笛を吹くレフェリーの形が整った。レフェリーに権限が集中していったのは迅速な試合運営と、フェアープレー精神の退化していったことへの裏返しか?
これが「原点」。子供の試合で判定に文句をつける監督や親がいることを岡田さんは嘆いている。
主審は「雇われてピッチに入った人」。人の、物を頼んでおいて、その出来不出来にケチををつけないのが最低限の礼儀では、と嘆いている。
そういえば、この前の試合の相手、ジュニオールのご父兄は判定には文句をつけていなかったなあ。万吉のほうがプレーに声出しすぎか?

最後に選手にも原点を知ってほしいと言っている。
ルールは紳士淑女を育てるためのものであり審判だけが知っていれば良いものではないことを。残念ながらルールを知らない選手が多くいるといっているぞ。
文句言ってる選手多いよな。プロでもアマチュアでも子供でも。

そういえばBANFFは全選手に4級の審判資格を取らせている。ルールを知ることと守ることの大切さを教えていたのだな。

更新も忘れずに。