令和の札所を歩く ~失われた札所を探して~

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(博物館ガイド)鳩山町主催「笹島喜平版画作品展」

2023-08-06 11:21:00 | 企画展・見学会・博物館
来訪日:令和5年8月4日(金)


平日のみの開催のため、時間休をとって行ってきました。
しかも今日を入れて2日しかありません🏃



あー、危なかった。
しかも15時30分…




まずは事務所に寄って会場を開けてもらいます。





いよいよ入場です。
平日の真昼間☀
しかも猛暑なので、誰もいません…



(ここからは掲載の許可をもらってませんので、文章にてお楽しみください)




まずは「ご挨拶」。



笹島さんの経歴です。
なんと、棟方志功伯のお弟子さんのようです😳



鳩山町には全く縁はないよう。職員の方に訪ねたところ、町が数年前に美術品の収集に力を入れていた時期に購入したとの事でした。また、作品の寄付もあつたようです。



「版画との出会いです」




文中の「山道」です。
木版平刷りになります(みなさんご存知の馬簾を使うものです)




「木版拓刷」を行うようになった経緯がわかりました。

(彫り終え完成した)木版に紙を濡らしながら貼り付けます。紙が凹凸になりますので、凸部に墨を塗っていくようです(下手な説明ですみません🙇)




展覧会のパンフレットの版画が浮き上がっているように見えた理由がわかりました。
実物はもっと凹凸がわかります。




仏像版化のコーナーです。



四天王のコーナーです。
こちらは木版平刷です。




女神像です。
棟方志功の観音さまとは違った良さがありました。



不動明王です。
笹島さんは晩年はこちらに力を入れていたようです。
見てみたかった「木喰」の仏像が出てきて少し驚きました。




展示リストです。
立体感があり、今までの版画の概念が変わりました。

写真をお見せできずすみません🙏








せめて、パンフレットの作品だけでも。




次回は土日もあります😄



(最後に)
・木版拓刷と言う技法を初めて知りました。立体感が出て、人物が飛び出してくるようです(さすがに大げさか😄)

先月にパンフレットをもらってからとても気になっていましたが、作品の凹凸は実物でないと分からないため、やはり見に来て良かったです。笹島喜平さんを全く知りませんでしたが、ファンになりました。



(データ)
開催場所:鳩山町多世代活動交流センター


今回見れるのは明日(8月7日)のみです!!




(札所ガイド)高麗坂東三十三観音(二十二番) 飯能市・唐竹辻堂 7/35

2023-08-01 07:22:00 | (札所)高麗坂東三十三観音

(レポート)

訪問日:令和5年7月23日(日)


今日は二十二番を目指しましょう💪🏻



今回も金錫寺に停めさせていただきました(連絡済)。

いつもありがとうございます✋😌👌




以前ご紹介しました二十三番・日影辻堂の前を通ります🚶🏻


所有者の方と連絡が取れましたので、先日堂内を拝見してきました。




御本尊は千手観音さま(二躯)です。明治期の作(12.8cm)。

小ぶりで、とてもきれいなお顔をされています。


所有者の方によると、現在は開帳していないとの事。


子供の頃はお講などあり賑やかだったそうです。


個人所有のため維持管理が大変とのことでした。

拝見させていただき、ありがとうございました✋😌👌



さて、先に進みましょう👣



橋から下を覗くと、子供が水遊びをしていました💧

気持ち良さそう😄




ひまわりは元気。



唐竹辻堂に到着しました。

小さなお堂です。

まだ新しいようです🏠





境内・堂内ともにきれいにされています🧹🧹ノノ( ˊᵕˋ ;)💦



霊場の札でしょうか。



(掲載許可を得ていませんので、文章でお楽しみください)


阿弥陀如来さま




御本尊・十一面観音さま



小窓から覗くと観音さまが見えました。観音様の前には花が飾られて、とても華やかです🌸


本日は年に一度のご開帳日です。ご開帳は道向かいの「唐竹白髭神社」の祭礼の日に合わせて行うそうです。


全部で4躯。

右から阿弥陀如来立像(江戸期・75cm)、十一面観音立像(江戸期・47cm)、たぶん不動明王(花で見えない)、一番左は不明でした。


阿弥陀如来・十一面観音ともに保存状態良好です。


阿弥陀如来立像の螺髪は何と青色です。先日、自由が丘の浄真寺で見た像と同じです。制作時期が同じくらいかも知れません。


左の二躯が見えませんでしたので、また改めて調査します。



誰も来ないのをいい事に10分くらい、ずっと穴から覗いてました👀✨


役員の方にお話を聞く事がでかました。

この方のお母さんの話によると、昔は「観音講」といって年に1回、道向かいの唐竹白髭神社の社務所を使い、今で言う女子会をしていたそうです(女人講と思われます)。

年に1回の女性の息抜きだったんでしょうね🍰




堂の道向かいは「唐竹白髭神社」です。

こちらも今日は祭礼です。




さて、帰りましょう🚶🏻



(データ)
寺院名:唐竹辻堂(からたけつじどう)

所在地:飯能市唐竹81−4

札所番号:二十二番

御本尊:十一面観音

宗派:-


①建物:なし
②住職:なし
③管理人:地元の役員の方
④駐車場:なし
⑤トイレ:なし
⑥堂内写真撮影:可能(掲載不明)
⑦御朱印:あり(唐竹白髭神社宮司宅にて300円。必ず連絡すること)
⑧ご開帳:毎年7月第4日曜日(法要なし)



朱印のみです。
宮司のお宅でいただきました。
上手く押せませんでした😖



◎まとめ
(難易度)★★★【3.0】
・札所へのアクセス★★
・御朱印のもらいやすさ ★★+
・堂内(現地)★★★

ご開帳に関する情報がなかなかわからなかったため。


(満足度)★★★★【4.0】
・御本尊さまにお会いすることができました。とてもきれいな立像です✋😌👌

維持管理が大変だて思いますが、堂内はいつもきれいにされています。観音さまをとても大切にされているように感じました。



◎御詠歌
朝な朝 置き沿う露のもろき身は 今日唐竹の世を厭(いと)わなん(昔22番・長福寺は廃寺)


☆あと残り28/35!


お寺の詳細については以下の
ブログやHP、書籍を参考にしてください。
・武州の札所+ さん
・散歩 山歩 贅歩 参歩 さん
・飯能の仏像(書籍)


*今月の「ご開帳ガイド」は、お盆でご開帳がないため、お休みします。