海とオルゴールBLOG

イルカにあえる海辺のカフェ『 海とオルゴール』さとみママからのお便りです

能登島イルカの生態

2009-09-30 22:17:43 | 能登島イルカウォッチング 観察日記

イルカも人間も共存し合えてこそ、本当の愛ではないでしょうか
 イルカの生態を調べました。お役に立てれば幸いです。

~能登島に棲むミナミバンドウイルカの毎日のスケジュール~

昼間は「休息」のため、ゆっくり泳いだり、
集団で集まったりしていることが多いようです。

※イルカの一日の行動、昼間は人間でいうと、布団に入り、
こっとんと寝ています。夕方が活動的・・もしくは、
潮の流れや天候などの関係で、夜間に餌がとれなかった場合、朝活発ということになります。



イルカの行動を観察していると、たまに捕食の光景に
出会います。以前見た光景は魚の群れをイルカが
周囲を囲んで集め、いっせいに小さなイワシを
食べ始めたのです。イルカは超音波を使い、
一発に小さな魚を静止させてします能力が
あるのではないかと思います。

ビックリする小さないわしは、
ピチピチと音を立てて飛び跳ねていました。
その他、たまにうれしそうに、黒鯛や大きな魚をくわえた
イルカが見られます。
これは、『捕食』という行動ではなく、
大人イルカが子供や若いイルカに『捕食行動の練習』として、
弱った魚を放してはくわえて練習しているようです。

朝・夕方は『社会的な行動』のため、
ジャンプをしたり、
海草などを胸ヒレや尾ヒレにつけて遊んだりする
行動が多いようです。

野生のイルカは水族館のショーのように決まった
行動をすることはありません。

イルカウォッチングに来て、今見た、
イルカの行動のその一瞬一瞬が、
誰も体験することのできないイルカたちが
提供してくれる大切な偶然の時間になります。

能登島イルカは2001年からずっと、七尾北湾を
棲みかをしています。なぜ彼らがこの能登島北湾を
選んだのか、専門家や研究班が調査をしても、
わたし(海とオルゴール 坂下さとみ)のところで、
ストップしています。

寒い能登の冬に、本来、暖かい南の国のイルカたちが
暮らす奇跡に、わたしは、いつまでも、彼らのことを
研究し、守って生きたいと常日頃思っています。

人間が家で生活してるように、イルカは能登島に棲みついています。 能登島北湾を周遊 *回遊パターンは潮の関係などでも変化します 2001年に夫婦で、この能登島に棲みつき、 次々と子供が生まれ、地元住民の方々、地元漁師さんの暖かなやさしい人情の中で、イルカたちは、暮らしています。
2009年9月現在5頭のイルカが確認されています。父・母・子三頭、合計5頭。イルカが暮らしやすくするための環境をもっと考えさせられます。静かに見守ることが大切です。



イルカの生命の誕生 人間は「とつきとうか」(10ヶ月と10日)
イルカは5月~10月ぐらいが発情期で、妊娠期間を1年間です。親子イルカは、いくぶん他のイルカたちと離れて暮らすことが多く、子イルカも母親の体にぴったりと寄り添い泳いでいます。出産期、イルカは頭のいい動物です。



通常大人のイルカは、3分くらい海面で呼吸して、
3分ぐらいもぐります。

しかし、赤ちゃんイルカはまだ、
呼吸を上手にすることができず、
すぐに海面へ顔を出します。
泳ぎも下手ですが、一生懸命泳いでいる姿が
とてもかわいらしいです。

母イルカがクチバシやヒレを使って、
子イルカをあやしたり、
授乳をしたりといった様子もみれます。

※寿命・・・・40歳前後年齢を重ねたイルカは腹部に、
まだら模様があり、赤ちゃんイルカは『胎児しわ』と呼ばれる、
体の側面にしわがみられる

【実年齢を知るには歯のたて模様の数をかぞえるとわかるそうなので正確な年齢を知ることはできません】

(父イルカ・母イルカの年齢はわかりません。子供三頭(第一子第二子第三子)の年齢は今現在、わたしは、分かっています ※エサ・・・・・能登島北湾の海でとれる魚(野生ですから、自らとります)・数頭のイルカで協力しあう・・・・イカ、アジ、トビウオ など・単独で捕らえる・・・・イワシ、イカ、ハチメ など 
(海底にすむ魚)

イルカは行動することによってさまざまな
気持ちを表しています。
イルカを見る前にイルカの気持ちが解ると、
もっと楽しくイルカの気持ちも理解できるかもしれません。

いろいろなイルカの気持ちを紹介します。

 ジャンプ 大ジャンプ・・・・・
他のイルカにエサのありかを知らせて、
一緒にハンティングの呼びかけをしている



横ジャンプ・・・・・
魚や船を追って早く泳ぐとき

同じ位置でジャンプ・・・・・
仲間同士で激しく戯れるとき  

威嚇 連続した小さな気泡・・・・
ホイッスル音を発している

大きな塊で吐く気泡・・・・
興奮、威嚇

尾ヒレで海面をたたく口をバクバクさせる ・・・・
威嚇

息を吐く連続した小さな気泡・・・・
ホイッスル音を発している 大

きな塊で吐く気泡・・・・
興奮、威嚇 触れ合い胸ビレ同士を小刻みに
動かしあう 胸ヒレを小刻みに動かしながら、
他のイルカの頭部に触れる
尾ヒレを小刻みに動かしながら、
他のイルカの頭部に触れる
尾ヒレを小刻みに動かしながら、
他のイルカの腹部に触れる

交尾・・・・
オスとメスが向かい合わせになりながら交尾を行う

擬似交尾・・・・
若いイルカのオス同士が交尾の練習をする交尾   

海藻で遊ぶ・・・・
胸ヒレや尾ヒレに海藻を引っ掛けて遊ぶ



気泡の輪・・・・
噴気孔から空気の泡を出し、輪っかを作って遊ぶ  
海底 体(尾ヒレ、頭部、側部など)を砂にこすりつける
腹をつけてじっととどまる腹部を砂にこすりつけながら泳ぐ  
親子

授乳・・・・
母イルカの下腹部にある乳房に口を近づけて乳を飲む

あやし・・・・母イルカの口を子イルカの体の各所に触れる



イルカウオッチングポイントの場所

能登島大橋を渡り、真っ直ぐ。
3つ目の信号を右折。
三差路を左折。
右手に山の斜面。
左手に海岸線。
細くくねくねした道を走行。
S字のカーブ古びた標識左手にあり。
くねっとハンドルを右にきると、そこが、 
船に乗らずに見られる、
イルカウオッチングポイントの場所です。

※この場所は、わたしが2001年から毎日イルカに逢うために通っていた大切な場所です。ある日、防波堤に座ってみていたら、地元の交番のおまわりさんに、職務質問をされたことがありました。その日から、危険だと地元住民の方に、わたしのことを変な人がいる・・とういうような話題になっていたそうです。実際、イルカたちと一体になって、後ろからは小鳥やタヌキの声を聴き、海からは魚やイルカたちや、美しい海に惚れて・・見入っていたのですから・・変な人に間違えられたのかも知れません。実際に、自分自身が自然体な生き方が好きな人なので、別にいいですが・・・・そんなわけで、整地して、イルカを見る場所があります。

 ※年々、イルカ達は家族が増えて、いつまでも同じ棲みかに暮らすとか限らないので、あくまでもイルカの最初の棲みかのポイントとして
留めさせていただきました。

海とオルゴール
http://www.umi-to-orgel.com 

 



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