ねこはヒーターの前が好きだ。ヒーターがついているととりあえず、前にいって寝る。
いままで、ねこは子供に気をつかってるのかただうっとおしいのか、子供とは必ず一定の距離をとり続けていた。ただし、最近の子供の行動範囲の拡大が原因か、それともただ単にねこがどうでもよくなってきているのか理由はわからないが、子供とねこがよくニアミスを起こす。
子供はねこをつかんでみたくて仕方がないらしく、ねこに近づいたらとりあえず手を出す。しっぽとみみがつかみやすいのでお気に入りだ。
しかし、驚くべきことにねこはとりあえずがまんする。年長者としての余裕を示しているのか、ただ単にどうでもいいのかはよくわからないが、けっこうがまんする。
ただ、残念なことに生後7ヶ月の子供にはそのような道理は理解できず、力いっぱいねじったりひっぱったりする。ここでさすがにがまんできずねこが反撃に出る。基本的な攻撃は甘噛みだ。子供はいたいのでびっくりして手を引くが、不思議と泣いたりはしない。
そこで第一ラウンド終了。
ただ、どちらもあまり何にも考えていないので、ねこはそのままそこで寝ているし子供はさっきのいたいのはすでに忘れたようで、第二ラウンド開始。
しかし、実は子供はいたいのを忘れていたわけではないらしく、今度はちょっとおっかなびっくり手を出していく。
ただし、ねこは知らんぷり。
後は、上記の繰り返し、いずれねこはいやになってどっかに行ってしまう。
この一人と一匹、どんなことを思っているんだろうか。