岩手県花巻市にある丹内山神社にはアラハバキ神が祀られている。アラハバキ神は、古事記や日本書紀には登場しない謎の神様。
一ノ鳥居
1848年の建立。高さ6m、当時は「盛岡藩で一番の杉の鳥居」
二ノ鳥居
案内板の参拝順序に従って、境内の上段の方へ向かう。
三ノ鳥居
さらに上の方へ、四ノ鳥居が見えてくる。
玉垣と御神門
この階段をあがると上段のエリア
御水屋
本殿の裏山に続く道をあがるとアラハバキ大神の巨石がある。
丹内山神社の御神体·胎内石
幅12m·高さ4~5m、巨石の真ん中に1本の木
本殿
創建は約1200年前。上古地方の開拓の祖神·多邇知比古神(たにちひこのかみ)が御祭神
外壁一面に、地元の彫刻名人・千葉八重郎による竹林の七賢人・中国二十四孝・小野道風が彫られている。
本殿右側の脇障子に唐獅子と牡丹の彫刻。この唐獅子を舐めると居眠りをしないという、七不思議その一。
本殿の裏から見上げた胎内石
社務所
丹内山神社境内にある建物にはつららが下がらないという、七不思議その二。また境内には竹が生えないという、七不思議その五。
御神門から階段を下がると四ノ鳥居の間に神泉池。石橋の欄干に付けられている擬宝珠は1827年に納められたもの。
このエリアが中段。
手水鉢
どんな旱天でも水が乾くことがないという、七不思議その四。
肌石
この石には雪が積もらないという、七不思議その三。
早池峰山参拝石
早池峰山参拝石
八幡神社・加茂神社
源頼義が東征の際に戦勝祈願をし、その後建立されたと伝えられている末社、二社一棟造り。
この末社と観音堂のあるエリアからが下段。
祖霊社・相殿・観音堂
木造十一面観音菩薩像と丹内山神社仏像(不動明王立像)が安置されている。
安産神・疱瘡神・雲南神を祀る末社
弓引石
源義家がこの石の上で弓を射たと伝わる石
神楽殿と舞踏殿
大銀杏
この銀杏の葉はどんな強風でも境内の外に飛び散らないという、七不思議その六。
御神木爺杉の根株
樹齢2000年を超える巨木の根株。大正2年に焼失する前は高さ60m・根本の太さ12m。
祖父杉の幹に桐の木が生えていたという、七不思議その七。
駒形神社
御祭神は駒形の神、畜産振興の守り神、狛犬の代わりに狛牛・狛駒
振り返ると杉木立の中に観音堂が見える、ひっそりとした山の麓に広がる厳かな雰囲気
参拝は上段から中段、下段へというのを納得
小説の舞台になったからというわけではないだろうけど、パワースポットとして有名になって参拝客がたくさん、駐車場は満車。
参拝の心得をよく知らない私のような観光客の無礼をどうぞ許してください。