久遠の絃

-くおんのいと-
since 2003/9/1
キレイな写真なんていらない。もっと本当の姿が見たい

ついった

いろいろ

にほんブログ村 ポエムブログ 写真詩へ
にほんブログ村

本に当たりもハズレもないけれど…

2010年05月25日 01時20分46秒 | ホン
でも当たりはあるのかな?
そんなわけで漫画を一冊読んでたんですが冒頭のドキドキがガッカリに変わっていきました…
先は気になるような気はしますが、なんだかもうションボリです

こういう作品にはたまに”もったいない”っていう言葉を使うんですが、なんだか今回は当てはまらなくて… ドラマ的なご都合主義なんかもガッカリの部類に入るんですが、今回はそれとは少し違う。
なんだか書かされてるとでもいうのか作者本人が楽しんでないんじゃないかと思いますね
絵も素敵だしアクションも申し分ない。それなのに読んでて楽しくならない。なんだろうなぁ…

そんなわけでタイトルなんかは載せません。ですが久しぶりに本に心動かされたので携帯からの投稿です
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな本読んどります

2010年03月25日 00時04分35秒 | ホン
ブクログなんていうサービスがあったんで登録してみました。
左肩のメニューからいけます。
んで、そこにこそこそとレビューを載せておいたので、こっちにも再録です。


「クロノス・ジョウンターの伝説 1」
時間を飛び越えることはそれだけの代償を払わなければならない。
一言で言えばそんな感じです。
絵はトーンを使わない自力書き込み型ですが、ごちゃつかずにすっきりとしてます。

本として出会ったのですが、web連載されてたなんて知りませんでしたね。

ラストの引きが気持ちよかったです。


「GRANDEEK ReeL 3」
なんだか読んでると落ち着きます。
コマが丁寧なんでしょうか。気持ちの揺れとか風景がきちんとかかれてます。
でもそのためなのかお話のスピードがゆっくりです。
まとめて読むと気持ちよさそうですが、一巻一巻だと少しもどかしいです。


「さすらいエマノン Episode:1」
A4サイズなので書店でも目立ちますが、大判コミックサイズなどを想像して行くと出会えない可能性があります。

ですが、ほぼ原寸サイズと言うこともあり、原稿を前に筆を走らせる鶴田謙二の指先と筆、その中にエマノンの居る景色が鮮やかに広がっていきます。

物語は静かに進んでいきます。会話のないシーンには動きがあります。目に見えない時間の流れがあり、当たり前のようにエマノンが居ます


「楽屋裏 3」
漫画家の裏側というか、タイトル通り「楽屋裏」となってます。
編集との壮絶なやりとりとか、あーだこーだ言いながらもきちんと仕上がってるという、やっぱりプロなんだなぁと思える一冊です。
(締め切り云々の都合上どこかで裏方さんが泣いてるかもしれないけど)


「ただいま勉強中 3」
大人の事情というのは読者のしょんぼり感をわかってるんでしょうかね。
少し寂しい終わり方になってしまったようで、もったいないです。

でも内容はいつもと変わらず楽しい空間です。
コマ内の線が細くて柔らかい印象を受けるのが特徴。

後書きに載ってる二人の後日談は”あぁなるほど”と納得してしまえます。


と、そんな感じです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鞄図書館

2009年12月23日 11時51分58秒 | ホン
この人の書く本にはいつも本がでてくる。それも生きた本。忘れられない思い出と忘れたくない思い出のために。
ずっと読み続けられていくそんな本たちがこの本には描かれている。


さて、出てくるのは鞄とヒゲ面のおやじ。鞄が図書館で、オヤジが司書なんだそうな。
ついでに鞄までしゃべり出す。
ふとキノの旅を思い出すような設定ではあるが、それはそれ。やっぱり本が好きなんだなと思わせてくれるマニアっぷりとでも言うんでしょうか。いろいろと奥が深いです。

奥が深いと言えば鞄の中は一種の宇宙になってるとのこと。なんだか本が無限に詰まってるようです。この人の別の作品で金魚屋古書店なんてのがあるんですが、この中にも鞄と同じく無限に広がるダンジョンと呼ばれる空間があります。ここには今まで世に出たすべてのマンガが納められているとかそうでないとか。

どうも鞄とダンジョンがどっかでつながっている、もしくは鞄の中の一角がダンジョンと呼ばれてるんじゃないかと勝手に思ってみたりします。

そんなわけでまた奥の深そうな作品が出てきました。なんだか読んでてほっとする本になってます。司書のオヤジはやっぱり渋いです。

ホン:鞄図書館
作者:芳崎せいむ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薄い薄すぎる:色素薄子さん

2009年12月23日 11時46分51秒 | ホン
色素薄子さんってマンガがあります。んで、タイトルの頭に「がんばれ消えるな!」って書かれてるんです。

ちょうど作者のHPを見つけたのか、前からチェックしててサイトが移動したのか、ブックマークの下の方にきてました。
再版だなんだと書かれてたので少々気になってたんですが、思わず書店で見つけて購入。
特に冒険と発掘は得意じゃないんで、タイトルと表紙だけ見て買うかどうか悩みます。事前情報が少ないとどうしても手が出せないところはありますが、この本は案外すんなりと手の中に収まりました。

表紙も薄子さん同様淡い出来で、控えめな感じです。主張のなさがいいのかもしれませんね。

内容も暖かくて読みやすくなってます。でも相変わらず主人公の影もとい色が薄いので存在感まで薄くなってるという柔らかさ。濃いマンガに飽きた人には箸休めに良いかもしれません。

ほのぼのするほど柔らかい形になってます。
たまにはこんな消え入りそうなお話もおもしろいかと思います。

ホン:がんばれ!消えるな!!色素薄子さん
作者:水月とーこ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

百姓貴族

2009年12月22日 19時18分55秒 | ホン
某ハガレン描いてる人のエッセイなんですが、なかなか壮絶です。
鋼の錬金術師読んでる人にはなじみ深い「荒川感」とでも言いますか、「荒川哲学」とか言える独特の少し血なまぐさいイメージがあるような気がします。
賢者の石の下りとか、人体錬成の結果論とか作品の中で死んでいくキャラクターとか。かといってただ残酷なだけではなく、しっかり丁寧に書いてあるので気にせず読めちゃうわけですが。

この本の中にはそんな荒川哲学が詰まってますね。たくましさって育った環境で決まるんですね。
立てない子牛とか、トラックに乗せられる牛たちのお話はやっぱりぐっときます。パックになってスーパーに並んでるものしか見たことのない現実はこういった切なさに支えられてるんですね。
残酷と食べ物はいつからイコールでつながれなくなってしまったんですかね。まぁ家庭で庭の鶏さばいて食べられる家なんてそうそうないんでしょうが。

でもジャガイモの収穫時に袋ごとポテトチップスが出てきて、それをみんなで食べるんだからたくましいというかなんというか。
ちょっと行ってみたいな北海道。
作物は収穫するためであり(あたりまえ)どこかで自生してるど根性野菜は収穫の対象になるようです。ほったらかしでしおれていくより、おいしいうちに食べようと言う食に対する愛情がひしひしと伝わってきます。

そんなわけで読みやすくて読みごたえがあり知られざる北海道の広さが至るところにあります。んで、北海道はいつ頃独立するんだろう?(笑

作品:百姓貴族
作者:荒川弘
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あ!

2009年10月29日 01時18分54秒 | ホン
というわけで「大阪万博」なんて本を買ってみました。
「あ!」ってタイトルだけでわかる人も多いかと思いますがあずまんが大王の十周年記念本です。
しかしとんでもない情報量な本に出来上がってます。十年間が丸ごと詰まってると言っても良いでしょう。

そんなわけで十年前は高校生やってたような時代です。例に漏れずリアルタイムで読んでました。大王を立ち読みするくらいで単行本買ったのは最近になってからなんですけどね。高校時代はどうしても手が出せなくてね。

そういえば高校の卒業前に強烈な腹痛に悩まされて病院行ったんですね。で病院いったら即手術。一週間ほど入院してました。
そんな折り友人が持ってきてくれたのがあずまんが大王なんですね。面白さは知ってたし、本誌の方で読んでたわけですがまとめて読んでもやっぱりおもしろい。腹を抱えて笑うわけですが、手術の後での笑いはどうしていいのかわかりません。笑う度傷口が痛む。でももっと読みたい。読んでいたい。
ひきつるように笑ってた思い出がよみがえります。

良い意味で「ありがた迷惑」今度誰かが腹を切ることがあったらおすすめ本として持ってってやろう(笑

閑話休題。
とりあえずあずまんがはいろんな破壊力を持っている。たぶん今までにないものを作り上げた作者の力と、里見氏という鬼にしてみれば金棒となる人物の競演である。
里見氏は陰の功労者というか、裏で糸を引いてるとでも言った方がいいかもしれない。あずまんが大王がここまで大きくなって愛されるのも氏の力なのかもしれない。
でも不思議なことに文章だけ見てると作者なのか里見氏なのかわからないときがある。もしかしたら同一人物? かと思うほど気が合うコンビなのかもしれない。

そんなわけで「大阪万博」なるずっしりとした本がでております。どっからどう見ても大阪万博です。まじめ(?)な顔の大阪さんが目印です。
オフィシャルな歴史本ですのでがっかり感がみじんもありませんので安心して読めます(当たり前) 


リンク
よつばスタジオ(大阪万博)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんなに幸せになれる本はめずらしい

2009年09月26日 00時08分55秒 | ホン
というわけで小谷あたるさんの「まかないこむすめ」を読みました。
なんというか後味がステキなんです。やさしくて柔らかくてなんだか嬉しくなる そんな本になってます。

この本の作者の小谷あたるさんですが実は「はねむす」あたりから読んでます (●はねむすは作者のホームページからでも読めます
世界観というか空気感はそのころと変わらず心地いいですね。
でも猫とタレ耳は出てきます。まぁ中身は読んでください。きっと幸せな時間に触れられます
特に太郎さんの行動に注目です。うーやー…
あと「ぞぞに」っていう食べ物が出てくる訳ですがなんだかすごそうです。本でもモザイクかかってるくらいだし… でも美味しいらしい…

そんなわけでホンのカテゴリを作ってみたわけです。たまにはこっちも更新していきたいですね
あと今回携帯からの投稿なので作者のホームページなんかは各自探してください。気が向いたらリンクも追加しておきますね

2009.9.30気が向いたのでリンク追加
小谷あたるさんHP
かえるずきんちゃん2
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする