夏を楽しむ

夏を楽しむ人達を　どれだけ見てきただろうね
こんなところにいるのに　どうにも海が遠い
夏の思い出は　一体どこに行けば見つかるんだろうね

蓋止め

テーブルに残ったあのシール
蓋止めに使おうと取っておいたのに いつのまにか残ってる
食べ終わってから気がついて あの時蓋に置いた箸の意味を考える

夜

いつものように仕事をして いつものように夜になる
当たり前のようにここにいて 当たり前のように仕事をする
何が本当なのかは 誰も知らない

咲く花

咲く花も枯れる花も元は同じ蕾
咲き続けることはできず 枯れ果てることもできない
次につなぐことが出来れば また花は咲く

霧雨

小さな小さな　細かな細かな雨が降る
降っていないとは言い切れない　雨にもならない雨
ぼんやりと湖面は　白いモヤに包まれておりました

夕方

まだ明るいうちに帰ることができて
夜になる前にゆっくり出来る
ただそれだけのことなのに ちょっと特別な感じ

丑の日

ごちそうさまでした

さるすべり

百日の紅ともいわれるサルスベリ
夏を彩る赤色の花
ムシムシとぼんやりした曇り空に　爽やかな色をたたえる

朝の景色

いつものように空は青くて いつものように混み合っている
いつのまにか過ぎていく時間と いつのまにか昇った太陽
朝の光が眩しくて なんだか灰になってしまいそうだ

ラッキーショット

たまに間違っていい写真が撮れてしまう
ぼんやりとシャッターを切ると　こんな写真が撮れてしまった
日頃の行いだろうか　たまにはこんなラーッキーもありがたい

撮影：三重県紀北町　きほく燈籠祭