これといって食べられないものなんて無いと思ってました。
出されたものは残さず食べているつもりでした。
どんな不思議なものでも食べてみようと思ってました。
でもね、ゆでられたキャベツがどうしても食べられませんでした。
実際はレンジでチンされた温野菜的キャベツなのですが、なにをどうやっても箸がのびませんでした。
えぇ、他のものはそれなりに食べるんですよ。ふつうに生で出てきたらマヨネーズでもかけてちゃんと食べるんです。
でも、どうしても温かくなったキャベツがだめなんです。
ロールキャベツのようにちゃんと料理されていれば全く問題ないんです。
そういえば昔”O-157”が流行ったとき給食で出ていたキャベツが生だと危ないとの事でゆでられて出てきたんですが、そのときも全然食べられませんでしたね。
千切りとかはちゃんと食べられるんですがね。
野菜をちぎっただけのサラダなんかも好きで、キャベツのスープなんかも問題ないんですが、どうしても温かいだけのキャベツは体が受け付けないようです。
ただの食わず嫌いなんだと思いますが、本当に無理みたいです。
と、こんなこと長々と書くような事でもないんですが、ほぼ好き嫌い無く食べてるつもりでも、どっかでどうしようもないものがあるみたいですね。
手をつけられず残してしまったのもショックですが、なぜこんなに受け付けないのかわかりません。
でも、どうしようもないんです・・・・・・
出されたものは残さず食べているつもりでした。
どんな不思議なものでも食べてみようと思ってました。
でもね、ゆでられたキャベツがどうしても食べられませんでした。
実際はレンジでチンされた温野菜的キャベツなのですが、なにをどうやっても箸がのびませんでした。
えぇ、他のものはそれなりに食べるんですよ。ふつうに生で出てきたらマヨネーズでもかけてちゃんと食べるんです。
でも、どうしても温かくなったキャベツがだめなんです。
ロールキャベツのようにちゃんと料理されていれば全く問題ないんです。
そういえば昔”O-157”が流行ったとき給食で出ていたキャベツが生だと危ないとの事でゆでられて出てきたんですが、そのときも全然食べられませんでしたね。
千切りとかはちゃんと食べられるんですがね。
野菜をちぎっただけのサラダなんかも好きで、キャベツのスープなんかも問題ないんですが、どうしても温かいだけのキャベツは体が受け付けないようです。
ただの食わず嫌いなんだと思いますが、本当に無理みたいです。
と、こんなこと長々と書くような事でもないんですが、ほぼ好き嫌い無く食べてるつもりでも、どっかでどうしようもないものがあるみたいですね。
手をつけられず残してしまったのもショックですが、なぜこんなに受け付けないのかわかりません。
でも、どうしようもないんです・・・・・・
夜の風の中にタバコのけむりがとけていく。
けむる空はゆっくりとした月が並び、整列された星が見える。
”こんな夜中にどこへ行くんですか? 今日はこんなにさむいのに”
声をかけられてふりかえる。白い服を着た少女。
”今日はこんなに月が並んでるんだ。外に出ないわけにはいかないじゃないか”
つぶやく男。
いつもよりも暗く、いつもより多く、いつもよりなお明るい。まるであやふやな空が広がる。
”そうですね。今日の月は何か違うんですね”
タバコのけむりが空を舞う。
かわいた空気が、ぴんと張りつめて、すいこむ息は白くけむる。
”なんだかここでこうしていると、僕等もあやふやになってしまいそうだ。ほらもうタバコの火が消えそうになっている。君は、帰らなくてもいいの?”
見上げた月は、どろどろととけはじめた。
どろどろと、どろどろと。
”こんな月の日は帰らなくてもいいんです。いえ、たぶん帰れないのです”
大きくなったあやふやな月が、ゆっくりととおくの街へと落ちていく。
”まさか・・・・・・”
”そうなんです。今日月は生まれ変わるのです。私たちのいた街を食らって”
その街が光につつまれ、そこから大きな月がせり上がってきたのは、つぎの日の夜だった。
いまでもこんな月を見ると思い出す。
あの日出会った月の事を。月をやさしくつつみこむ白い服を着たあの少女の事を。
けむる空はゆっくりとした月が並び、整列された星が見える。
”こんな夜中にどこへ行くんですか? 今日はこんなにさむいのに”
声をかけられてふりかえる。白い服を着た少女。
”今日はこんなに月が並んでるんだ。外に出ないわけにはいかないじゃないか”
つぶやく男。
いつもよりも暗く、いつもより多く、いつもよりなお明るい。まるであやふやな空が広がる。
”そうですね。今日の月は何か違うんですね”
タバコのけむりが空を舞う。
かわいた空気が、ぴんと張りつめて、すいこむ息は白くけむる。
”なんだかここでこうしていると、僕等もあやふやになってしまいそうだ。ほらもうタバコの火が消えそうになっている。君は、帰らなくてもいいの?”
見上げた月は、どろどろととけはじめた。
どろどろと、どろどろと。
”こんな月の日は帰らなくてもいいんです。いえ、たぶん帰れないのです”
大きくなったあやふやな月が、ゆっくりととおくの街へと落ちていく。
”まさか・・・・・・”
”そうなんです。今日月は生まれ変わるのです。私たちのいた街を食らって”
その街が光につつまれ、そこから大きな月がせり上がってきたのは、つぎの日の夜だった。
いまでもこんな月を見ると思い出す。
あの日出会った月の事を。月をやさしくつつみこむ白い服を着たあの少女の事を。

さて、どうやら新聞に連載されていた「ほのぼの君」が終わってしまったみたいです。
いつも届く新聞の中で、新聞は読まなくてもその漫画だけは読んでました。なので少し寂しい気もしますが某ピーナッツ(スヌーピー)なみの長期連載を成し遂げたので、なんだか誇らしい気もします。
前年体調を崩されたのか”ちょっと行ってきます”の言葉を残して連載を中断したこともあったんですが、また元気に再開されていたので安心していました。
そしてまた2月の初め頃から連載が止まってしまい、どうしたのかと心配していたら今日の新聞に大きく終了の記事が載っていました。まぁ、作者の佃公彦さんは元気なようですが、パーキンソン病を発症したらしく、どうしても手の震えが止まらず筆を置いたとのことです。
新聞連載期間は約50年間。当たり前のごとくぼくが生まれたときも連載されてたわけです。だから新聞に興味を持ち始める前に読み出したのもこの「ほのぼの君」でした。
このブログも毎日連載という形をとっているわけですが、この記録はいつになったら破れるんでしょうか。あと47年くらい続けないと追いつけないのです。なんだか大変な数字ですね。
当たり前にあるものはいつまでも当たり前にあるんだと思っていました。でも終わらないとも限らない。無くならないとも限らない。”終わらないで”と叫んでもそれがいいことなのか悪いことなのか。
佃さんは連載期間中は旅行にも行けなかったとのこと。ゆっくり休んで、もし出来たら年始の特別版なんかでりきまる君たちの顔が見てみたいですね。
ps.50年か・・・・・・ また越えられない壁が出来ちゃったな。
ミリオンナイツ(100万日更新)も目指してるところですが。
参照:佃公彦 ウィキペディア