もやもや

明日の雨を待つような　もやもやとした天気
晴れていてもずっしりと重く　曇り始めてすっきりとしない空気
なんだか落ち着かない　明日の雨は少し気が重い

見上げてみれば

電信柱のある風景は　なかなか絵になるのである
見上げてみれば四方へと続く終わりの無い線
この線をたどれば日本のどこへでも　俗に言うロマンなのかもしれない

やっとわかった

いつも蛾の同定には苦労させられる
ただ　名前を見つけた時の安堵感と達成感は何とも言えない
ここで出会ったのも何かの縁　そしてまた次の蛾を探す

撮影：三重県紀北町　スカシエダシャク

シルエット

人がいるからツバメが集まる　ツバメの居るところに人がいる
巣の横で　そしらぬ顔して警戒中
そそくさと逃げ出したのは　こんな写真しか撮れないカメラ人

バラは

バラはどこで咲いてもバラのようで
そこにあるだけで　なんだか力強い
少し湿気の多い　曇り始めた空の下で

おかしいな

この近くに心惹かれる看板があったはずなに
いや　通り過ぎている
「ん？」とでっかく広告募集の看板
またひとつ撮り逃し　またひとつ後悔の景色となる

ウィンク

夜を迎える空に　にっこりとウィンク
今日しか出会えない　そんな顔
また季節が巡り　また君に恋をするように

横笛とピアノ

夜の肌寒さはまだ残っている
燃え上がるキャンプファイヤー
笛の音色とピアノ　聞こえるのは暖かな音

空に星ひとつ

日が沈んでもまだ夜がやってこない
ただ星がひとつだけ　やっと光を放つ
春の終わりは　短い夜の始まりとともに

んぐぐ

んぐぐ　蜜が遠い
私が蜜を吸いに来たのかしら　それとも花粉を運ぶため花に呼ばれたのかな？
おいしい蜜があればそれでいいんだけど　もうちょっと優しくできないのかしら